アプリケーション限定イメージを使用した複数の個別のインスタンス - ロードバランサーなし

概要

Yellowfinの複数の個別のインスタンスの導入をセットアップする手順では、KubernetesでLoadBalancer サービスタイプを使用して2つのYellowfin インスタンスを作成し、プロビジョニングされたロードバランサーの8080ポートで各Yellowfin インスタンスにアクセスできるようにします。

Yellowfinの本番環境には6GBのRAMが割り当てられ、開発環境には4GBのRAMが割り当てられます。導入中にロードバランサーをプロビジョニングできないKubernetes環境 (例えば、基礎的なオンプレミス環境など) では、サービス仕様を変更してServiceTypeをNodePortに切り替えることができます。

これらのデフォルトを使用してインスタンスを導入する前に、リポジトリデータベースを作成し、Yellowfin コンテナで使用するのと同じバージョンのYellowfinと同期していることを確認してください。これを実行するには、Yellowfinのフルアプリケーションインストーラーをダウンロードし、ワークステーションにインストールします。これにより、フォルダー内にYellowfin リポジトリデータベースおよびYellowfin インスタンスが作成されます。これらは、コンテナの設定後に削除することができます。

サポートされているデータベースのタイプを確認するには、Yellowfinのインストールおよび導入ページでデータベース情報を参照してください。

以下の手順では、2つの個別のYellowfin インスタンスを導入する方法を紹介します。

ワークステーションに、Yellowfinのフルアプリケーションインストーラーバージョンをインストールします (これは、コンテナがリポジトリデータベースを使用できるようにするための一時的なものです)。
このインストールからweb.xml ファイルをコピーし、バックアップとして任意の場所に保存します (これは、Yellowfin リポジトリデータベースに接続するために必要なYellowfin 認証情報の参照として機能します)。
Kubernetesが実行されていることを確認します。

次のテキストをコピーし、任意のテキストエディターに貼り付けます。

---
### Yellowfin Production Instance - Service ###
apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  name: yellowfin-multi-instance-prod
spec:
  ports:
  - name: "web"
    port: 8080
    targetPort: 8080
  selector:
    app: yellowfin-multi-instance-prod
  type: LoadBalancer
status:
  loadBalancer: {}
---
### Yellowfin Development Instance - Service ###
apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  name: yellowfin-multi-instance-dev
spec:
  ports:
  - name: "web"
    port: 8080
    targetPort: 8080
  selector:
    app: yellowfin-multi-instance-dev
  type: LoadBalancer
status:
  loadBalancer: {}
---
### Yellowfin Production Instance - Deployment ###
apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  namespace: default
  labels:
    app: yellowfin-multi-instance-prod
  name: yellowfin-multi-instance-prod
spec:
  replicas: 1
  selector:
    matchLabels:
      app: yellowfin-multi-instance-prod
  template:
    metadata:
      labels:
        app: yellowfin-multi-instance-prod
    spec:
      containers:
        - env:
          - name: APP_MEMORY
            value: "6144"
          - name: JDBC_CLASS_NAME
            value: INSERT_DATABASE_TYPE_1_HERE
          - name: JDBC_CONN_ENCRYPTED
            value: "true"
          - name: JDBC_CONN_PASS
            value: INSERT_JDBC_PASSWORD_1_HERE
          - name: JDBC_CONN_URL
            value: jdbc:INSERT_JDBC_CONNECTION_STRING_1_HERE
          - name: JDBC_CONN_USER
            value: INSERT_DATABASE_USER_1_HERE
          name: yellowfin-multi-instance-prod
          image: yellowfinbi/yellowfin-app-only:<RELEASE_VERSION_GOES_HERE>
          ports:
            - name: web
              containerPort: 8080
---
### Yellowfin Development Instance - Deployment ###
apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  namespace: default
  labels:
    app: yellowfin-multi-instance-dev
  name: yellowfin-multi-instance-dev
  
spec:
  replicas: 1
  selector:
    matchLabels:
      app: yellowfin-multi-instance-dev
  template:
    metadata:
      labels:
        app: yellowfin-multi-instance-dev
    spec:
      containers:
        - env:
          - name: APP_MEMORY
            value: "4096"
          - name: JDBC_CLASS_NAME
            value: INSERT_DATABASE_TYPE_2_HERE
          - name: JDBC_CONN_ENCRYPTED
            value: "true"
          - name: JDBC_CONN_PASS
            value: INSERT_JDBC_PASSWORD_2_HERE
          - name: JDBC_CONN_URL
            value: jdbc: INSERT_JDBC_CONNECTION_2_STRING_HERE
          - name: JDBC_CONN_USER
            value: INSERT_DATABASE_USER_2_HERE
          name: yellowfin-multi-instance-prod
          image: yellowfinbi/yellowfin-app-only:<RELEASE_VERSION_GOES_HERE>
          ports:
            - name: web
              containerPort: 8080

上記テキストを確認し、データベース接続設定を独自の設定詳細に置き換えます (これらは、Yellowfin インストールのweb.xml ファイルにあります)。
テキストをyellowfin-multiple-instances.ymlと呼ばれるYAML ファイルに保存します。
Yellowfinを導入するためにターミナルから次のコマンドを実行します。　
Kubectl apply –f yellowfin-multiple-instances.yml
ホストURLを8080ポート (または、設定した他のすべてのポート)で入力し、Yellowfinを起動します。
Yellowfinがコンテナから実行されていること、およびログインできることを確認します (これにより、ログイン認証情報が正しいことが確認されるので、Yellowfinのワークステーションインスタンスを安全に削除することができます)。
フォルダーを削除して、Yellowfinのワークステーションインスタンスを削除します。

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