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GCP向けYellowfin

他の多くの環境と同様に、Google Cloud Platform (GCP) をニーズに応じて稼働するようにセットアップすることができます。Yellowfinは、Google Compute Engineの仮想マシン (VM) 上で直接実行することも、コンテナ化されたアプローチを使用することもできます。

本項目では、YellowfinをVM上で実行するための設定方法について紹介します。GCPをコンテナ環境で実行する場合は、より詳細な情報についてコンテナ環境へのインストールページを参照してください。また、以下の情報も役立つ場合がありますので、合わせてご活用ください。

単一のYellowfin インスタンスをGCPに導入

Google Compute Engineの仮想マシンにYellowfinをインストールし、実行するには、以下を実現する必要があります。

  • Google Compute Engine 仮想マシンのセットアップおよび接続
  • (データベースやJavaなど) 追加のコンポーネントのインストール
  • Yellowfinのインストール
  • マシンイメージの作成
  • Yellowfinの導入

Google Compute Engine 仮想マシンのセットアップ

Google Compute Engine上に仮想マシンをセットアップ場合、いくつかの必須項目を設定するよう求められます。構成内容はご利用の環境に大きく依存します。例えば、5人のユーザーが日次レポートを実行するYellowfin インスタンスには、1万人のユーザーを有するYellowfin クラスタと同じ構成は必要ありません。次の表では、これらの必須項目に最適な設定を選択するための基本情報を示します。Googleの設定ページでは、さらなる追加情報を提供していますので、そちらもご確認ください。

オプション説明推奨
名前仮想マシンの名前です。これは一度設定すると変更することができないので、気を付けて設定をしてください。-
リージョンとゾーンご利用の環境に最も近い地域とゾーンを選択します。これは、レイテンシーを軽減するのに役立ちます。ご利用の環境に最も近い地域を選択します。
マシンの構成Googleは、各マシンの構成について明確な情報を提供しています。Yellowfinは、最低4GBのメモリで実行することができますが、予想される使用量に基づいて構成を最適化することができます。一般的な使用目的のマシンでは最低4GB必要です。
コンテナ速度が遅くなったり、費用対効果が下がる可能性があるため、VMから直接コンテナを実行しないよう強く推奨します。Yellowfinをコンテナとして実行する場合は、Kubernetesのようなコンテナプラットフォームに導入することを推奨します。こちらのチェックボックスのチェックを外したままにしてください。
ブートディスクYellowfinは、Linux (様々な種類)、Windows、MacOSを含む、すべての主要なシステムで実行することができるので、こちらでの選択が制限されることはありません。お好みのものを選択してください。ディスクサイズやより詳細な情報については、キャパシティ要件の見積ページを参照してください。
IDとAPIへのアクセスVMに特定の権限を設定する場合は、こちらを使用します。Yellowfinを安全に実行するために、これらの権限を変更する必要はありません。デフォルトを使用します。
ファイアウォールYellowfinは、HTTPおよびHTTPSを介して通信をします。HTTPSを有効にした場合は、YellowfinがSSLを使用するように設定することを忘れないでください。セキュリティ要件に応じて、これらのオプションのうち、最低でもひとつにチェックを入れてください。


仮想マシン (VM) の作成を開始するには、次の手順に従います。これらの手順はサードパーティ製ソフトウェア向けであり、一般的なガイドとして提供しています。時間経過により内容に乖離が発生する可能性があるため、Googleのクイックスタートガイドも合わせてご確認ください。

Yellowfinのキャパシティ要件について、より詳細な情報は、キャパシティ要件の見積ページを参照してください。

手順

  1. https://console.cloud.google.com からGoogle Cloud Platformのコンソールにログインします。
  2. まだ作成をしていない場合は、新しいプロジェクトを作成します (手順が不明な場合は、Googleが提供するこちらのページを参照してください)
  3. 画面左側のメニューから、Compute Engineをクリックし、VM インスタンスを選択します。
    まだ登録をしていない場合は、以下のような画面が表示されます。



  4. 無料トライアルに登録ボタンをクリックし認証手順に従うか、既に登録をしている場合は手順6に進みます。
  5. Compute Engine APIを有効化するように求められる場合は、有効化ボタンをクリックし、これが処理されVMインスタンス画面に戻るまで待ちます。



  6. インスタンスを作成ボタンをクリックします。
  7. 前述した表の情報を参考に、ご利用の環境に最適な構成オプションを選択します。
  8. 作成ボタンをクリックし、Googleが仮想マシンを作成するのを待ちます。



  9. VMへの接続方法について、より詳細な手順は、以下の適切なリンクを参照してください。
    Linux VMへの接続: https://cloud.google.com/compute/docs/instances/ssh
    Windows VMへの接続: https://cloud.google.com/compute/docs/instances/connecting-to-windows

Yellowfinおよびサポートツールのインストール

Google Compute Engineの仮想マシンにYellowfinをインストールする手順は、オンプレミスサーバにこれをインストールする場合の手順と同様です。これらの手順には、以下の実現が必要になります。

  1. 適切なデータベースのインストール
  2. (Java FXを含む) Javaランタイム環境のインストール
  3. ライセンスファイルのリクエスト (評価版ライセンスをご利用いただけます)
  4. Yellowfinのダウンロードおよびインストール

これら4つの手順の詳細は、以下のページにて紹介しています。

Yellowfinをインストールするフォルダーに、.jarまたは.exe インストールファイルを配置します (インスタンスにファイルを転送する方法について、より詳細な情報は、Googleのドキュメントを参照してください)。


本wikiで紹介するこれらの手順は、Yellowfin インスタンスと同じVM内のデータベースとしてPostgreSQLを使用する、典型的なYellowfin インストールについて紹介しています。Yellowfinは、他の様々なデータベースに接続することができます (Yellowfinのインストールおよび導入ページに、その一覧を掲載しています)。一覧に掲載されているデータベースとは異なるものを使用する場合は、一般的なインストール手順を使用し、独自のデータベース設定に合わせてデータベース手順を修正してください。さらにサポートが必要な場合は、Yellowfinのサポートチームにお問い合わせください。


GCP上のYellowfin クラスタへの導入

Yellowfinは、Google Cloud Platform内にクラスタとしてセットアップすることができます。Yellowfinはコンテナから導入することもできるので、いくつかの設定例については、段階的な手順を含むコンテナ環境へのインストールページを参照してください。



項目ナビゲーション

現在のトピック - クラウド環境へのインストール

本ページはYellowfinのインストールおよび導入項目の一部であり、以下のトピックを含みます。

オンプレミス環境へのインストール

オンプレミス環境へのインストール

クラウド環境へのインストール

クラウド環境へのインストール

コンテナ環境へのインストール

コンテナ環境へのインストール

Yellowfinの導入

Yellowfinの導入

高度な導入

高度な導入



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