概要
YellowfinをノートPC、クラウド、サーバーのどの環境で実行するにしても、導入プロセスは同じです。Yellowfinを初めて起動する場合は、ご利用の環境に合わせていくつかの設定を行う必要があります。
初回導入の手順
これら各手順の詳細については、本ページの以下の項目でそれぞれ紹介しています。
- Yellowfin アプリケーションサーバの起動 (これはデータベースを自動的に起動します)
- デフォルトの管理者認証情報を使用したログイン (およびパスワードの変更)
- レポート外部アクセス時BaseURLの設定
導入後の手順
データの詳細な掘り下げを始める前に、Yellowfinについてさらに詳しく学ぶことを強く推奨します。以下の手順には、wiki内の他のページおよび項目へのリンクが含まれています。各リンクには、Yellowfinを推測なしに設定するのに役立つ貴重な情報が記載されています。
- ログファイルおよびそのコンテンツについて
- Yellowfinのディレクトリ構成について
- 新規ユーザーの初回ログインについて
- Yellowfinの管理者機能について
初回導入の手順詳細
Yellowfin アプリケーションサーバの起動
Yellowfinにログインする前に、Yellowfin アプリケーションサーバを起動しなくてはいけません。
YellowfinをDockerのようなコンテナ環境で実行する場合は、コンテナ環境へのインストール項目で起動プロセスを確認してください (ご利用の環境に合わせて詳細をご確認ください)。
(AWS向けYellowfinなど) クラウドマーケットプレイスから直接Yellowfinを実行する場合は、クラウド環境へのインストール項目で起動プロセスを確認してください (ご利用の環境に合わせて詳細をご確認ください)。
Windows、Mac OS X、Linuxを使用して、サーバやローカルマシン上でYellowfinを実行する場合は、次の手順に従います。
- 新規Yellowfin ディレクトリを探します。これは、インストールプロセスの最後にインストール完了画面に表示されるか、インストールパス>appserver フォルダー>bin フォルダーから見つけることができます。
- Windowsの場合は、startup.bak ファイルをダブルクリックします。
- Mac OS XまたはLinuxの場合は、Startup (terminal).command ファイルをダブルクリックします (バックグラウンドで起動する場合は、代わりにStartup (background).commandを使用します)。
ターミナルウィンドウが開き、Yellowfin アプリケーションが起動されます。初回起動の場合は完了まで60-90秒程度、2回目以降は30-60秒程度かかります (サーバ起動プロセスの最後に時間が表示されます)。
同じディレクトリ内にある別のファイルを使用することで、Yellowfin アプリケーションサーバを停止できます。shutdown.bat ファイル (Windowsの場合)、またはShutdown.command ファイル (Mac/Linuxの場合) をダブルクリックして、シャットダウンを実行します。
Windows - Yellowfin サービスの開始
Windowsでは、Yellowfinをサービスとして起動する追加オプションがあります。Yellowfin ソフトウェアインストールプロセス中に、この機能をインストールするかどうかを求められます。インストールをした場合は、次の手順に従ってサービスを開始します。インストールをしていない場合は、インストール後にこのツールを有効にする方法についてこちらの記事を参照し、次の手順に従います。
- Windows + Rキーを使用して、ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開きます。
- services.mscと入力し、エンターキーを押下します。
- 一覧からYellowfin サービスを探し、右クリックをしてポップアップメニューを表示します。
- 開始 (Start) メニューオプションをクリックします。
- コンピューターの起動に合わせてYellowfinを自動的に開始したい場合は、Yellowfin サービスをダブルクリックし、Yellowfin プロパティダイアログボックスを開きます。
- 開始タイプ (Startup Type) ドロップダウンで自動 (Automatic)を選択し、OKボタンをクリックします。
- Yellowfin サービスを停止するには、これを右クリックし、停止 (Stop) を選択します。
Yellowfinへのログイン
Yellowfin アプリケーションサーバを起動したら、ウェブブラウザを使用してYellowfin クライアントログインページに移動します。Yellowfinは、次のブラウザをサポートしています。- Chrome
- Firefox 2+
- Microsoft Edge
- Opera 8+
- Safari 2+
Microsoftは、同社のブラウザであるInternet Explorer 11のサポートを段階的に廃止する予定であることに注意してください。その結果、Yellowfin ソフトウェアはIE 11上での実行のサポートを終了しており、IE 11の使用継続を選択した場合、Yellowfinのすべての機能が使用可能であることを保証することはできません。
Yellowfinをローカルマシンにインストールした場合は、同じ端末からYellowfin クライアントにアクセスをしてください。
Yellowfinを共有サーバにインストールした場合、同じ端末または対象の共有サーバにアクセスできる端末からYellowfin クライアントにアクセスすることができます。
- Yellowfinでサポートしているブラウザを開きます。
- インストールプロセスで提供したサーバホストおよびポート詳細に一致するURLを入力します (例えば、ローカルインストールの場合はlocalhost:8080、共有サーバへのインストールの場合はserver-name.yourcompany.comなど)
Yellowfinのログイン画面が表示され、ユーザー名およびパスワードの入力を促されます。 - 以下の示すデフォルトのログイン詳細を入力し、ログインボタンを押下します。
- ユーザー名: admin@yellowfin.com.au
- パスワード: test
- 表示される指示に従いパスワードをよりセキュアなものに変更します。
レポート外部アクセス時BaseURLの設定
レポート外部アクセス時BaseURLを設定することで、電子メールリンクやYellowfinへのJS APIアクセスを有効化します。
- 画面左側のメニューで管理>システム構成をクリックします。
- 画面上部からシステムボタンをクリックします。
- 一般設定をクリックし、レポート外部アクセス時BaseURL項目を展開します。
- localhostの記載を、Yellowfin インスタンスにアクセスする際に使用する外部URL (IPアドレスまたはドメイン名) に変更します。
- 画面右上の保存ボタンをクリックして、変更内容を保存します。
特定のクラスタ化インストール (Yellowfin 9.3を使用している場合のみ) でこの項目を設定する場合、追加の考慮事項があります。PDFブロードキャストの実行で問題が発生した場合は、こちらのコミュニティの記事を参照してください。
これで、Yellowfinを実行できる最小構成での設定が完了しました。ロギングおよびその他有用な管理機能については、上記の導入後の手順項目の一覧を参照してください。
項目ナビゲーション
現在のトピック - Yellowfinの導入
本ページはYellowfinのインストールおよび導入項目の一部であり、以下のトピックを含みます。