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概要


ブロードキャストを使用することで、定義されたスケジュールやルールに基づき、電子メールを介して複数のユーザーへレポートやダッシュボードを送信できます。購読は通常のブロードキャストと同様に機能しますが、これは定義したユーザーにのみ送信されます。


注意:マルチ表示(タブ表示)コンテンツをブロードキャスト、共有する場合、まず対象のレポートをXLSX形式でエクスポートし、それからブロードキャストのスケジュール設定をしなくてはいけません。エクスポートしたファイルを使用する必要はなく、単にコピーを作成するだけです。

システム管理者は、ブロードキャストのためにスケジュール設定されたコンテンツの送信者の電子メールアドレスを設定しなくてはいけません。これは、システム構成ページの電子メール設定から実行できます。


レポートのブロードキャスト

1.レポートを有効化します。ドラフト(下書き中)レポートは、ブロードキャストすることができません。

2.メインのナビゲーションバーで、「ブロードキャスト」ボタンをクリックします。

3.新規作成」をクリックして、複数ユーザーへ送信する場合は「ブロードキャスト」、自分自身に送信する場合は「購読」を選択します。

4.以下で紹介する様々なオプションを備えたブロードキャスト設定画面が開きます。



配信先

ブロードキャストメールは、定義された配信先にのみ送信されます。配信先には、複数のユーザーを選択することができます。


注意:このステップは、購読では使用することができません

1.「配信先」項目をクリックします。

2.こちらから、Yellowfinのユーザー、グループ、レポートを検索することができます。また、外部の電子メールアドレスを入力することもできます(外部ユーザーへの送信には、マルチキャストライセンスが必要です)。

ユーザー

Yellowfinに登録されている個人。

グループ

Yellowfin内で設定されたユーザーのグループ。グループを設定することで、一度に複数のユーザーへレポートを送信することができます。

電子メールアドレス

外部の電子メールアドレスを入力することで、外部関係者へレポートを送信することができます。送信先のメールアドレスが有効であることを確認します。

注意:こちらの機能を使用するためには、マルチキャストライセンスが必要です。

レポート

ブロードキャストの配信先の電子メールアドレスを含むレポートを選択することができます。電子メールアドレスは、Yellowfin ユーザーのものでなくても構いません。

配信先の一覧をカスタマイズするために、高度ボタンをクリックし、レポートを追加することで、さらなるフィルタリングが可能になります。このレポート内の他のカラム(列)は、フィルターとしてメインのレポートとリンクできるため、一意のフィルターが適用されたレポートが各電子メールアドレスへ送信されます。

注意:レポート内の電子メールアドレスを含むカラム(列)は、一覧に表示されるように、「電子メール」として書式設定しなくてはいけません。設定方法は、以下の通りです。

a.カラム(列)の書式設定メニューで、対象のカラム(列)を選択します。

b.カラム(列)の表示メニューを開きます。

c.書式オプションで、「電子メール」を選択します。

3. ドロップダウンから配信先を選択します。


注意

  • ブロードキャストレポートは、受信者のアクセスフィルターや言語、その他の要因を考慮して、複数の受信者それぞれに対して個別に実行されます。しかし、メモリ使用量やシステムパフォーマンスを節約するために、以下のシステム構成を使用して、各受信者のレポートが生成されるとすぐに提供されるようにすることができます(すべての受信者のレポートが準備されるまで待ってから送信する必要がありません)。
    設定方法は、こちらを参照してください。
  • ブロードキャスト電子メールでカーボンコピーオプションを有効化することで、同じデータへのアクセス権を持つ複数のユーザーへメールがひとつだけ送信されます。これは、最初のユーザーにだけ送信され、残りの受信者にはカーボンコピーが送信されることになります。すべての受信者がお互いを確認できる点に注意してください。
    設定方法はこちらを参照してください。




件名、本文、ファイルのタイプ

送信する電子メールの、以下の項目を定義します。


1. 件名に表示するテキストを入力します。

2. 電子メールの本文に使用するテキストを入力します。

3. 以下の項目から、レポート送信時の形式を選択します。

    • HTML
    • PDF
    • CSV
    • DOCX
    • XLSX
    • Text
    • レポートにリンク

4. レポートをドキュメントとしてブロードキャストする場合、「ブロードキャスト日付の追加」チェックボックスが表示されます。現在の日付をドキュメント名に含める場合は、こちらにチェックを入れます。


5. PDFファイルをブロードキャストする場合、「セキュアPDF」チェックボックスが表示されます。PDFファイルをパスワード保護する場合は、こちらにチェックを入れます。こちらでパスワードを個別に指定するか、ファイルエクスポート時に作成したものを使用するか、Yellowfinが生成したデフォルトパスワードを使用するかを選択します。

より詳細な情報は、こちらを参照してください。



フィルター

レポートにフィルターが適用されている場合、ブロードキャストレポートに適用するフィルターを選択することができます。


選択できるオプションは、以下の通りです。

    • 現在のフィルター値
    • デフォルトフィルター値
    • ブックマーク


アクセスフィルター

レポートにアクセスフィルターが適用されている場合、上述で定義された他のフィルターと同様に、アクセスフィルターをブロードキャストレポートに適用することができます。レポートをYellowfinユーザーではなく、外部の電子メールアドレスに送信する場合、配信先はブロードキャストを設定したユーザーのアクセスフィルターを引き継ぎます。

注意:アクセスフィルターで定義されていない配信先へ、アクセスフィルターが適用されたレポートをブロードキャストする場合、以下のロール権限が有効になっている必要があります。



配信ルール

配信ルールは、特別な目的でレポートを配信する場合に使用します。例えば、収益が100,000未満の場合にのみレポートを送信したい場合、配信ルールを追加しなくてはいけません。


1.「連続」オプションから「アラート」へ変更します。

2.「アラート配信ルール追加」をクリックします。

3.以下のいずれかに基づき、ルールを設定します。

a.「ひとつ以上のロウ(行)と一致」(例:$1000未満の取引がある)

b.「結果セット全体に対して集約した値」(例:売上合計が$100000未満である)

4.条件を適用するフィールドを選択し、「+フィールド追加」をクリックして、条件を適用します。必要に応じて、複数の条件を追加することができます。

5.「送信・実行」をクリックします。

6.ブロードキャスト設定画面に、適用したルールが表示されます。



スケジュール

最後のステップは、ブロードキャストのスケジュールを定義します。

非常に柔軟な頻度設定が可能です。例えば、以下のように、月次レポートを特定の日にちに配信できます。

または、特定の週の特定の曜日に設定することも可能です。


1.「頻度」を選択します。

 こちらで選択したオプションに応じて、詳細の指定が必要な場合があります。例えば、隔週を選択した場合、2週間のうち、1週目と2週目のどちらに送信するのか、また何曜日に送信するのかを指定しなくてはいけません。

頻度で「1回」を選択することで、設定後すぐにブロードキャストが送信されます。

2.必要に応じて、「高度な設定」を適用します。

 配信のために、タイムゾーンや現地時間を設定しなくてはいけな場合があります。これは、「高度な設定」リンクから、設定をすることができます。

a.タイムゾーン:配信に使用するタイムゾーンを選択します。

b.スケジュール期間:配信をし続けるのではなく、設定された期間内のみに、スケジュールを制限することができます。

c. エラー通知:ブロードキャストが失敗した際に、エラー通知されるユーザーを定義します。



送信・実行


1.「送信・実行」ボタンをクリックして、ブロードキャスト設定を完了します。

2.設定した内容が、ブロードキャスト一覧に表示されます。



ダッシュボードのブロードキャスト

ダッシュボードブロードキャストを使用するためには、ユーザーロールでその機能を有効にしなくてはいけません。ダッシュボードはリンク、またはPDF添付としてブロードキャストできます。

管理コンソールで、ダッシュボードブロードキャストを有効にするユーザーロールで、「ブロードキャストダッシュボード発行権」チェックボックスにチェックを入れます。


これを有効にすることで、公開されたダッシュボードの右上隅にブロードキャストボタンが表示されます。これにより、レポートと同様の手順を使用して、ダッシュボードのブロードキャストを設定できるようになります。


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