次の図は、Kubernetes 環境で実行されている典型的なYellowfin クラスタを示しており、これには通常Kubernetes導入例の大部分のコンポーネントが含まれています。こちらのアーキテクチャーではTraefikを使用していますが、スティッキーセッションを使用する任意のコンテナ対応プロキシを代わりに使用することができます。
上図の詳細な説明は以下の通りです。
Kubernetes上に複数の個別のYellowfin インスタンスを導入する場合、Traefikの導入はオプションです。この状況で導入された場合、Yellowfin インスタンスに直接ルーティングするKubernetes クラスタのポートを公開する代わりに、リクエストを個別のYellowfin 導入にルーティングすることができます。または、(NGINXなど) スティッキーセッションをサポートするコンテナ対応プロキシがある場合は、Traefikを使用しないこともできます。
Kubernetes上の複数の個別のYellowfin インスタンスは、各Yellowfin インスタンスで異なるYellowfin リポジトリデータベースと通信します。
Yellowfin オールインワンイメージを使用している場合、イメージに独自のデータベースが組み込まれているため、外部のYellowfinリポジトリデータベースは必要ありません。
YellowfinをKubernetesに導入する前に、要件に適した導入の形式を選択していることを確認してください。今回の例では、Kubectlを使用してYellowfinをKubernetes 環境に導入しました。Kubectlを選択したのは、これがKubernetesのコントロールプレーン (マスターノード) と対話するための無料のコマンドラインツールであり、資料が充実しているからです。他にお好みのツールがある場合は、そちらを選択しても構いません。
Kubernetes上のYellowfinはこれがなくても動作しますが、ロードバランシングとスティッキーセッションのサポートを制御できるリバースプロキシを使用することを強く推奨します。今回は、(Traefikを使用して) プロキシを使用する環境と、プロキシを使用しない環境の導入手順を紹介しています。
YellowfinをKubernetesに導入する前に、以下の準備が必要です。
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