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概要

What if 分析(仮説分析)」は、シナリオのテストをすることができる、計算フィールドの作成方法です。例えば、予算の式を作成する際に、次期の収益が不明な場合は、入力パラメーターを使用して計算式を作成することで、予算額を定義することができます。

What if 分析(仮説分析)の作成計画

まずは、シナリオに表示したいカラム(列)をシナリオに合わせて定義しなければなりません。変数と、それに入力される値を含み、適用する主要な計算についても、理解しなくてはいけません。

例えば、売上収益における「What if分析(仮説分析)」を実行したい場合、次のパラメーターに基づき、計算を作成することができます:

Lasts Years Sales Units * Price *<価格変更> * <売上高>

< >で囲まれたフィールドは、ユーザーが入力するパラメーターを示しています。

式の作成

What if分析(仮説分析)」の式を作成するためには、ビュー上で「パラメーター」を定義しなくてはいけません。パラメーターは、特殊なタイプの入力フィールドで、ユーザーが入力した値を取得し、計算やフィルターでその値を使用します。

What if分析(仮説分析)の計算は、以前に説明した、計算フィールドの追加と同様の方法で作成します。しかし、計算内では、必ずパラメーターフィールドを使用しなければなりません。

計算に変化率(%)を使用する場合、ユーザーが入力する値は、100% = 100であり、1ではないということを、想定しなくてはいけません。これは、一部の入力オプションでは、増分の単位が小数ではなく、整数になっているためです。

注意:パラメーターは、ひとつの入力につき、ひとつしか使用することができません。例えば、両者を同一の値としない限り、価格変化率(%)として使用されているパラメーターフィールドを、売上額変化率(%)として使用することはできません。

ユーザープロンプトの書式設定

式の定義が完了したら、これらをレポートにドラッグすることができます。これらの計算に含まれるパラメーターは、レポートのデータ画面の、フィルター項目に表示されます。これは、パラメーターが、ユーザープロンプトフィルターのように扱われるからです。

レポート表示画面で、パラメーターの書式設定をすることができ、数値フィールドに、ダイアルやスライダーを作成することができます。

ページ上部にあるフィルタータブをクリックし、書式を設定したいパラメーターを選択します。こちらから、パラメーターの名前や書式を編集することができます。

 

オプション説明

説明

パラメーターに適した名前を付けます。ここで設定した名前が、ユーザープロンプトに表示されます。

デフォルト値

デフォルト値を設定することで、ユーザーが値を入力しなくても、パラメーターを機能させることができます。

パラメーターに適した値を入力してください。

表示タイプ

ユーザープロンプトを、どのように表示するのか選択します。テキストボックス、ダイアル、スライダーから選択することができます。

スライダーかダイアルを使用する場合は、それらの色を設定することができます。

最小

スライダーかダイアルを使用する場合は、最小値を設定することができます。

最大

スライダーかダイアルを使用する場合は、最大値を設定することができます。

What if分析(仮説分析)の実行

計算とパラメーターの定義がすべて完了したら、レポート表示画面へ進みます。設定したパラメーターが表示されていることを確認することができます。

表示されている入力方法を使用して、パラメーターのデフォルト値を変更すると、レポートデータの計算フィールドのカラム(列)が新しい値で更新されます。