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こちらの例では、共通のフィールドを結合することで、データベーステーブルとレポートからのデータをマージする、シンプルなTransformation Flow(データ変換フロー)の作成方法について紹介します。こちらのフローでは、2つのInput Step(入力ステップ)の設定(各データソース用)、Merge Transformation Step(マージ変換ステップ)を使用したそれらの結合、マージしたデータのデータベースへの保存、について説明します。フローには、さらに多くのStep(ステップ)を含めることが可能です。

 

  1. 右上隅にある「作成」ボタンをクリックします。
  2. Transformation Flow(データ変換フロー)」を選択します。

    こちらのオプションが表示されない場合は、Transformation Flow(データ変換フロー)へのセキュリティアクセス権が付与されていない可能性があります。アクセス権取得について詳細な情報は、こちらを参照してください。


  3. Transformation Flow(データ変換フロー)ビルダーへ移動します。
  4. 画面左側にある「Input Step(入力ステップ)」ボタンへマウスオーバーします。Input Step(入力ステップ)パネルが現れ、すべてのデータ取得Step(ステップ)が表示されます。



  5. Step(ステップ)のひとつをキャンバスへドラッグします。今回の手順ではまず、Single Table Step(単一テーブルステップ)を例に説明します。(他のInput Step(入力ステップ)について、詳細な情報は、こちらを参照してください)。)
  6. Step(ステップ)をドラッグすると、データソースからデータをロードするためにポップアップが表示されます。



  7. 必要なデータソースをクリックします。
  8. データベーステーブルを選択し、「Submit(送信・実行)」をクリックします。



  9. 選択したテーブルのフィールドがTransformation Flow(データ変換フロー)パネルに表示され、設定をすることができます。
  10. データを取得するフィールドのみ選択します。



  11. Step(ステップ)名の変更や、説明の追加など、さらなる変更をすることができます。

  12. Step(ステップ)の設定が完了したら、「Apply(適用)」ボタンをクリックします。

    設定内容を保存するためには、「Apply(適用)」ボタンをクリックしなくてはいけません。こちらをクリックする前に、別の場所をクリックすると、設定した内容は失われます。

  13. 設定したデータベーステーブルから取得されたデータが、データプレビューパネルに表示されます。



  14. 次に、以下のステップに従い、他のInput Step(入力ステップ)を追加して、別のデータソースからデータをインポートし、設定をします。今回は、レポートからデータを取得します。
  15. Input Step(入力ステップ)パネルから、Report Step(レポートステップ)をドラッグします。
  16. ポップアップにレポート名を入力して、使用するレポートを選択します。



  17. 次にポップアップする画面にレポートのフィールドが表示されたら、「Add Report(レポート追加)」をクリックします。



  18. Transformation Flow(データ変換フロー)パネルでレポートフィールドを設定するときは、「Apply(適用)」ボタンをクリックします。



  19. データプレビューパネルに、設定したレポートのデータが表示されます。
  20. フローにMerge Step(マージステップ)を追加するには、以下の手順に従います。

  21. Step(ステップ)ビルダーのアイコンへマウスオーバーし、Transformation Step(変換ステップ)パネルを展開して、Merge Step(マージステップ)をキャンバスへドラッグします。



  22. データベースInput Step(入力ステップ)をMerge Step(マージステップ)に接続します。



  23. 同様に、レポートInput Step(入力ステップ)とMerger Step(マージステップ)を接続します。
  24. 次に、Merge Step(マージステップ)をクリックして、設定を行います。Transformation Flow(データ変換フロー)パネルは、それに伴い更新されます。



  25. 結合のタイプを選択します。

    結合タイプ説明ダイアグラム
    内部結合(Inner Join)両方のテーブルで一致する値を持つレコードを返します。
    左外部結合(Left Outer Join)左のテーブルのレコードすべてと、右のテーブルから一致する値を持つレコードのみを返します。
    Right Outer Join(右外部結合)右のテーブルのレコードすべてと、左のテーブルから一致する値を持つレコードのみを返します。

    注意:結合タイプが選択されていない場合、システムは「クロス結合(Cross Join)」を呼び出します。この結合は、左のテーブルのすべてのロウ(列)と、右のテーブルのすべてのロウ(列)を結合するため、理想的な選択肢ではありませんが、テストデータを作成するために適用することができます。

  26. 左のフィールド(データベースInput Step(入力ステップ)からのデータ)と、対応する右のフィールド(レポートInput Step(入力ステップ)からのデータ)をマッピングします。
  27. 結合を追加する場合は、「Add Join(結合追加)」ボタンをクリックし、マッピングStep(ステップ)を繰り返します。
  28. 必要に応じて、削除アイコンをクリックすることで、結合フィールドを削除することができます。



  29. 結合設定が完了したら、「Apply(適用)」ボタンをクリックします。



  30. データプレビューパネルに、Merge Step(マージステップ)の結果が表示されます。Input Step(入力ステップ)に応じてフィールドが色分けして表示されることで、データの違いを簡単に識別することができます。



  31. Transformation Step(変換ステップ)を追加することで、さらなるデータの変換を継続することができます。
  32. 書き込み可能なデータベースへデータを保存する準備が整ったら、以下のステップに従います。
  33. アイコンにマウスオーバーして「Output Step(出力ステップ)」パネルを展開し、「SQL database output step(SQLデータベース出力ステップ)」をキャンバスへドラッグします。



  34. Merge Step(マージステップ)(または、フロー内の前のステップ)を、Output Step(出力ステップ)に接続します。
    注意:デフォルトでは、Output Step(出力ステップ)は赤色に強調して表示されることで、エラーが発生していることを示します。これはつまり、設定が完了していないことを意味します。



  35. 画面右側のパネルから、Output Step(出力ステップ)の設定をします。こちらのStep(ステップ)の設定について詳細な情報は、こちらを参照してください。
  36. 上部のヘッダーメニューにある「実行」ボタンをクリックすることで、ドラフト(編集中)のFlow(フロー)を実行することができます。(これは、データプレビューパネル内のデータを使用して、簡易的な実行を実施します。)



  37. または、Flow(フロー)を完全実行するために保存します。「Publish(公開)」ボタンをクリックしてください。



  38. 表示されるポップアップに、名前や適切なアクセス権などの詳細情報を入力します。



  39. Save(保存)」ボタンをクリックします。

 

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