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概要

Yellowfinは複数のサーバでクラスタ構成を組むことで、高可用性とロードバランスを実現することができます。ロードバランス機能(外部リクエストからの多重リクエスト)は、ロードバランサー機器やロードバランスソフトウェアで実現することもできます。こちらのガイドでは、クラスタリングを有効化するためにYellowfinの構成に必要な変更点について紹介しますが、特定のノードに着信要求を送信する外部環境については割愛します。

ロードバランシングインフラは、パケットが直接アプリケーションサーバに接続しているかのように、Yellowfinのアプリケーションサーバに透過的にネットワークトラフィックを配信する必要があります。セッションレプリケーションが有効になっていない場合、ロードバランシングインフラは「スティッキーセッション」機能を提供しなくてはいけません。これは、ユーザーセッションのトラフィックが、セッション時間と同様のノードに送信される場所です。

 

 

クラスタ環境のコンポーネント

クラスタ環境には、2つのコンポーネントがあります。クラスタが正しく動作するために必要なアプリケーションメッセージングと、オプションのセッションレプリケーションです。

 

アプリケーションレベルメッセージング

Yellowfinのノードは、アプリケーションがクラスタ全体に影響を及ぼす変更を行う際に、他のクラスタノードとコミュニケーションをします。これは通常、リモートノードのキャッシュの完全性を保つためですが、ユーザー同期やライセンス管理などの機能を促進するためでもあります。

こちらの設定について、より詳細な情報は、こちらを参照してください。

 

 

コンテナレベルセッションレプリケーション

Yellowfinアプリケーションは、ユーザーセッション情報を複数のクラスタノードに同時に複製できるようにコーディングされています。ユーザーセッション情報は、各ユーザーセッションでサーバに保存されるメモリフットプリントです。セッションレプリケーションを有効化することで、接続しているクラスタノードに障害が発生していても、ユーザーのセッションを継続することができます。

セッションレプリケーションが設定されていない場合、クラスタノードの障害はユーザーのセッションを破壊するため、ユーザーは他のノードへログインし直さなければいけません。セッションレプリケーションはJavaアプリケーションサーバ、または外部インフラの機能です。Tomcatを使用したこちらの実現方法については、こちらのガイド内で紹介します。

こちらの設定について、より詳細な情報は、こちらを参照してください。

 

 

Yellowfinデータベースのクラスタリング

Yellowfinのクラスタは、単一のYellowfinデータベースインスタンスを共有しなくてはいけません。データベースは、すべてのYellowfinノードで共有される単一のデータベースインスタンス、またはクラスタ化されたデータベースでも構いません。Yellowfinのデータベースは、クラスタ内のすべてのノードからのデータベースリクエスト制御できるようにスケールされていることが重要です。

データベースクラスタリングや、レプリケーションは、Yellowfinがクラスタ全体に対して単一のデータベースURLを持つかのように、Yellowfinに対して透過的でなくてはいけません。各ノードは、どのように構成、またはクラスタ化されているかに関わらず、同一の論理データベース接続していなくてはいけません。

 

ライセンス

YellowfinのライセンスファイルはYellowfinのデータベースに保存されているため、ライセンスにはクラスタ内のすべてのホスト名が含まれていなくてはいけません。クラスタライセンスについては、Yellowfinへお問い合わせください。

 

 

ガイドトピック

以下のトピックは、Yellowfinクラスタのセットアップを支援します。

Yellowfinクラスタのインストール

アプリケーションレベルメッセージング

バックグラウンドタスク

コンテナレベルセッションレプリケーション

 

 

 

 

 

後項:クラスタのインストール

 

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