30日間の無料評価版をお試しいただけます。

You are viewing an old version of this page. View the current version.

Compare with Current View Page History

« Previous Version 16 Next »

概要

自動ディスカバリーを使用することで、Yellowfinはレポートビルダーを通して自動的にグラフやインサイトを生成することができます。この機能は、必要なデータをカラム (列) フィールドに追加することで、レポートビルダーのツールバーのインサイトボタンを使用して有効にすることができます。インサイト・ウィザードは、手動でのデータディスカバリープロセスとは異なり、分析の背景を提供し、その情報を使用してグラフや説明を生成するのに役立ちます。

インサイト・ウィザードには下記のオプションが含まれます。

オプション説明
数値の説明

このオプションを選択すると、1つのメトリック(数値)の詳細を掘り下げることができます。Yellowfinは、選択されたメトリック(数値)に影響する関連するデータを特定します。

隣のドロップダウンから確認したいメトリック(数値)を選択します。

数値の比較

このオプションを選択すると、選択した2つのメトリック(数値)の値とその要因を比較します。

例:実際の収益(数値)と計画収益(数値)の比較

日付の比較

このオプションを選択すると、2つの期間にわたって1つのメトリック(数値)の比較をします。ドロップダウンメニューより、下記の情報を設定する必要があります。

  • 期間を表す特定の日付フィールド
  • 比較したいメトリック(数値)
  • 比較したい2つの期間

例:昨年から今年(期間)までの売上日(日付)における実際の収益(数値)の比較

項目の比較

このオプションを選択すると、2つの項目に渡りメトリック(数値)を比較します。ドロップダウンメニューより、下記の情報を設定する必要があります。

  • 比較したいメトリック(数値)
  • 項目の特定の値

例:売上(数値)を、アジアとヨーロッパ(項目)の2つの地域(項目)で比較

値が高いほど数値が高いほど分析結果が「良い(Good)」のか「悪い(Bad)」のかを選択します。
例:利益率の数値が高いと一般的に良いですが、費用の数値が高いと一般的に悪いとされます。
分析に使用するフィールド

特定のフィールドを選択または選択解除し、分析を絞り込むことができます。

例:誕生日など関連性が低いと思われるフィールドを排除します。無関係のフィールドを排除することで、分析スピードを向上させることもできます。

フィールドで使用できる一意の値の数Yellowfinが分析に含める値の最大数を設定します。
例:500に設定すると、選択されたフィールドの最初の500の値のみが含まれます。

ユーザーがインサイトを利用できるようにする前に、管理者はビューレベルでインサイトを設定する必要があります。

自動ディスカバリーは、最低でもひとつのメトリック (数値) と二つのディメンション (次元) を持つ標準的なレポートでのみ機能します。クロス集計レポートや、サブクエリーレポート、ディメンション (次元) のみのレポートはサポートしていません。レポートで自動インサイトを実行する場合は、カラム(列)にのみ値を追加してください。



自動ディスカバリーの実行

レポート作成時に自動ディスカバリーを実行するには、以下の手順を参照してください。


  1. 作成ボタンをクリックし、レポートを選択して新規レポートを作成します。

  2. 画面左側のパネルからデータをドラッグして、カラム (列) 項目に追加します。
    グラフ上で自動ディスカバリーを有効化するには、最低でもひとつのメトリック (数値) と二つのディメンション (次元) を選択します。


  3. レポートビルダーのツールバーから、インサイトボタンをクリックします。
    インサイト・ウィザードダイアログボックスが表示されるので、分析する内容を設定します。



  4. 今回は分析のタイプとして、左側のドロップダウンメニューから「数値の説明」を選択します。
    こちらのオプションを選択することで、Yellowfinは単一のメトリック (数値) の要因を発見したり、メトリック (数値) とディメンション (次元) を比較して違いを理解したりすることができます。



  5. 高度な設定オプションを展開します。
    これにより、グラフに追加の設定を適用することができます。



  6. 値が高いほどドロップダウンをクリックし、良いを選択することで、Yellowfinにデータ内の値が高いほど望ましいという文脈を提供します。
  7. 分析に使用するフィールド項目で、使用するすべてのフィールドを選択します。
    任意のフィールドを解除したり選択したりすることで、分析範囲を狭めたり広げたりすることができます。
  8. フィールドで使用できる一意の値の数の最大数を設定します。
    今回は最初の500個の一意なフィールド値のみが分析に含まれるようにします。



  9. 送信・実行ボタンをクリックして、分析を続行します。
    レポートビルダーの右側にインサイトパネルが表示され、分析の結果を示します。



    Yellowfinは自然言語分析を作成し、(データに応じて)インサイトに一番適したグラフを表示します。


  10. グラフをクリックすると、拡大してみることができます。


  11. 右上隅の丸いチェックボタンをクリックすることで、グラフビルダーに保存するグラフを選択または選択解除することができます。
    やりなおすボタンをクリックすることで、インサイト・ウィザードに戻り、他のタイプの分析オプションを選択することができます。




  12. ツールバーのグラフメニューをクリックして、グラフ画面に進みます。
    グラフビルダーにインサイトパネルから保存したグラフが表示され、閲覧および編集をすることができます。



    画面右側に表示されるインサイトボタンをクリックすることで、選択しなかった他のグラフを参照することができます。


これにより、通常のデータ分析やレポート作成に必要とされる労力を大幅に抑えて、適切なレポートコンテンツを作成することができます。これらのグラフは、通常の方法と同様にレポートを作成し公開するために使用できます。

再度インサイトを実行すると、インサイトパネルに表示されていた以前の結果は削除されますが、グラフビルダーに追加したグラフはそのまま残ります。

自動インサイトを実行すると、バックグラウンドでレポートが生成され、Yellowfinのリポジトリデータベースに保存されます。これは、自動インサイトグラフと説明の基礎になります。ユーザーがインサイトを破棄すると、これらのレポートは使用されません。システムは、48時間ごとにこれらの孤立したレポートを確認し、未使用のものを削除します。


データセットの変更

インサイトが作成された後でも、レポートのデータセットを変更することができます。データセットを変更すると、以下のオプションを実行することができます。

  • 新しいデータセットを使用して新しいインサイトを実行し、未保存のインサイトをすべて削除します。
  • 新しいデータセットを使用して新しいインサイトを実行せず、既存のインサイトを保持します。

どちらのオプションを実行する場合でも、手動でデータを設定し、新規グラフを作成することができます。


新しいデータセットを使用してインサイトを実行するには、以下の手順を参照します。

  1. インサイトを実行した公開済みのレポートを開きます。
  2. レポートビルダーのデータメニューをクリックし、レポートのカラム (列) 項目にメトリック (数値) またはディメンション (次元) を追加または削除します。
  3. レポートビルダーのツールバーから、インサイトボタンをクリックします。
    以下のアラートが表示されます。



  4. No」をクリックした場合は、データセットが変更されても、以前のインサイトを保持し、インサイトの実行をキャンセルします、
    レポートビルダーが表示され、以前に保存したインサイトが残ります。
  5. 以前に保存したインサイトを表示するには、画面右側のインサイトボタンをクリックします。
    以前に実行されたインサイトは、インサイトパネルに保持されています。
  6. インサイトパネルを閉じるには、画面右側のインサイトボタンをクリックします。
  7. 新しいデータセットを使用して新しいインサイトを実行するには、レポートビルダーのツールバーからインサイトボタンをクリックします。
    以下のアラートが表示されます。



  8. 現在のインサイトを削除し、新しく作成する場合は「Yes」をクリックします。
    インサイトパネルに保存された以前のインサイトはグラフビルダーに保持されますが、パネル内のその他のインサイトはすべて削除されます。



  • No labels