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概要

インストーラーでは、インストールを実行する前に、以下の情報が収集されます:

  • チュートリアルデータベースおよびサンプルレポートをインストールするかどうか
  • サンプルの使用状況レポートをインストールするかどうか
  • オプションの言語パックをインストールするかどうか
  • Yellowfinライセンスファイルの場所
  • App Serverのポート
  • Windowsサービスをインストールするかどうか(グラフィカルインストーラーがWindowsシステムで実行される場合のみ)
  • Yellowfinデータベースの接続パラメーター
  • インストールディレクトリ

グラフィカルインストールとコマンドラインインストールの場合、これらの値はユーザーが入力します。デフォルト値は、カスタムプロパティファイルまたはコマンドラインで指定でき、グラフィカルインストールで表示されます。サイレントインストールの場合はユーザー入力がないため、カスタムプロパティファイルおよびコマンドラインで指定する値が使用されます。

カスタムプロパティファイル

カスタムプロパティファイル(custom.properties)は、インストーラーに含まれます。インストールの動作に影響するすべてのオプションをこのファイルで設定できます。詳細については、インストーラーへのファイルの追加を参照してください。

以下のプロパティは、デフォルトのユーザーオプションを設定したり、サイレントインストールで使用されるインストールオプションを指定したりするために使用されます。

プロパティ

option.installpath

インストール先のディレクトリです。*

option.winservice

true/falseYellowfinを開始/停止するWindowsサービスをインストールします。

option.licencefile

Yellowfinライセンスファイルの場所です。*

option.serverport

App Serverポートです。デフォルト=80

option.db.dbtype

インストール先のデータベースのタイプです。有効な値は以下のとおりです:
CacheDBDB2HSQLDBIngresMySQLOraclePostgreSQLProgressSQLServerSybaseASESybaseASA

option.db.createdb

true/false
Yellowfin用に新しいデータベースを作成します。

option.db.createuser

true/false
Yellowfin用に新しいデータベースユーザーを作成します。

option.db.sqlauthtype

sqlserver/windows
SQL Serverに接続するときに使用する認証タイプです。
 option.db.dbtype=SQLServer の場合のみ使用されます。
デフォルト= sqlserver

option.db.sqldomain

SQL Serverに接続するときに使用する認証ドメインです。
option.db.sqlauthtype=sqlserver の場合のみ使用されます。

option.db.sqlinstance

SQL Serverに接続するときに使用する名前付きインスタンスです。
option.db.dbtype=SQLServer の場合のみ使用されます。

option.db.progressdriver

Progress JDBCドライバーファイルの場所です。*
option.db.dbtype=Progress の場合のみ使用されます。

option.db.hostname

データベースサーバーのホスト名です。
デフォルト=localhost

option.db.port

データベース接続ポートです。
デフォルトは、データベースのタイプによって異なります。

option.db.dbname

データベース名です。
デフォルト=Yellowfin

option.db.username

データベースユーザー名です。
デフォルト=YellowfinUser

option.db.userpassword

データベースユーザーのパスワードです。
デフォルト=password

option.db.dbausername

データベースDBAユーザー名です。
新しいデータベースまたはユーザーを作成するときに使用されます。

option.db.dbapassword

データベースDBAユーザーのパスワードです。

option.pack.tutorial

true/false
チュートリアルデータベースおよびサンプルレポートをインストールします。
デフォルト=true

option.pack.usage

true/false
Yellowfin設定データベースに対するデータソース接続、およびサンプルの使用状況レポートをインストールします。
デフォルト=false

option.pack.lang.es

true/false
スペイン語の言語パックをインストールします。
デフォルト=false

option.pack.lang.fr

true/false
フランス語の言語パックをインストールします。
デフォルト=false

option.pack.lang.ja

true/false
日本語の言語パックをインストールします。
デフォルト=false

option.pack.lang.pt

true/false
ポルトガル語(ブラジル)の言語パックをインストールします。
デフォルト=false

option.pack.lang.zh

true/false
中国語の言語パックをインストールします。
デフォルト=false


*ファイルパスは、インストール先システムで相対的に指定します。


データベースのタイプとしてHSQLDBを指定することで(option.db.dbtype=HSQLDB)、HSQL組み込みデータベースにインストールすることを選択します。これにより、Yellowfinインストールに内蔵データベースが作成され、その他のデータベースオプション(option.db.*)はすべて無視されます。

インストーラーのインターフェース言語を設定するために、追加のオプションが使用されます:

lang

インストーラーのインターフェース言語

現在サポートされている言語は、en(英語)、ja(日本語)、およびfr(フランス語)です。このオプションを指定しない場合、GUIインストーラーが起動前に言語を選択するように要求します:

コマンドラインインストーラーでは、何も選択しない場合はインターフェース言語として英語を使用します。

以下は、ユーザーオプションの事前選択内容を示すcustom.propertiesのセクションの例です:

lang=en
option.serverport=8080
option.db.createdb=true
option.db.createuser=true
option.db.dbtype=SQLServer
option.db.sqlauthtype=sqlserver
option.db.hostname=localhost
option.db.port=1433
option.db.dbname=yellowfindb
option.db.username=yfuser
option.db.userpassword=yfpassword
option.db.dbausername=sa
option.db.dbapassword=
option.pack.tutorial=true
option.pack.usage=true
option.pack.lang.ja=true
option.pack.lang.es=true