30日間の無料評価版をお試しいただけます。

概要

KPIレポートは目標に対する現在の達成度を分析するために役立つレポート形式です。KPIレポートは通常以下の要素で構成されます。

  • 1つのメトリック(数値)データ
  • 1つのフィルター
  • 1つの日付制限あるいは期間設定

KPIメトリック(数値)データを使うことで、目標への達成度とその傾向を分析することができます。これらのデータは一般的に組織において重大なビジネス分野をモニターするために使われるKey Performance Indicator(重要業績評価指標)です。KPIレポートは、独立したレポートとしてではなく、KPIダッシュボードタブで使用するように設計されています。 

詳細については、KPIタブを参照してください。

KPIレポートと標準レポートの違い

KPIレポートは以下の点で標準のレポートと異なっています。

  1. データの傾向や変化を検知するために定期的に実行されます(またはデータフィールドを使用します)。
  2. メトリック(数値)の現在の状態を分類するために条件付き書式機能を使います。
  3. 重大なビジネス分野をモニターするためにKPIダッシュボードタブに追加することができます。
    注意:KPIレポートではクロス集計は使用できません。レポートにはカラム(列)またはロウ(行)形式だけが選択できます。

詳細については、KPIタブのチュートリアルを参照してください。

KPIレポートの種類

Yellowfinで使用できるKPIレポートには3つの異なる種類があります:

スポット

値以外の追加情報を表示せずにKPIを設定できる基本的なKPIレポート。

カテゴリー別

1つのレポートとして表示されるときに、タブの表示内容をカテゴリー別に分割したKPIレポート。値を詳細に調べるために、カテゴリーに分けて表示することができます。

時間

リアルタイムの傾向ではなく、時系列のデータに従った傾向を表示できるKPIレポート。カテゴリー別KPIと同様に、追加の詳細をレポートで表示することができます。

KPIスポットレポートの作成

1. 「作成」リンクをクリックして、「レポート」を選択しレポートの作成を開始します。

2. 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「ドラッグ&ドロップで作成」を選択します。

3. ビューとして「Ski Team」を選択します。

4. 「   」ボタンをクリックして次に進みます。

5. まず、右側の「レポートオプション」セクションで、「レポートの種類」を「KPI」に設定します。これで、KPIオプションを後のステップで使用できるようになります。

6. ここで、メトリックをレポートに追加する必要があります。「  Invoiced Amount」メトリックを「カラム(列)フィールド」エリアにドラッグし、「   Invoiced Date」ディメンションを「フィルター」セクションにドラッグします。 

注意:最終のKPI値を計算するときには、常に最大の日付が使用されます。

7. ページ上部の「   」をクリックし、次のステップに移行します。

8. フィルターロジックを「の間(~)」に設定します。

9.変更」リンクをクリックします。

10. 日付を01/01/2010および01/01/2011に設定します。

11. 「送信・実行」リンクをクリックして次に進みます。

注意:このフィルターを追加したのは、Ski Teamデータを使用できるようにするためです。実際のレポートでは、このフィルターは必要ありません。

12. ここに示すように、フィルターが設定されているはずです。

13. ステップ3をクリックします。

14. 「レポートプレビュー」ページが表示されます。この時点で、レポートは図に示すようになっているはずです。

注意:請求金額は、現在の日付および上で適用したフィルターによって異なる可能性があります。

15. これで条件付き書式を使用してアラートを設定できるようになりました。ページ上部の「カラム(列)」リンクをクリックします。

16. 「Sum Invoiced Amount」カラムを選択します。

17. 「条件」メニューをクリックします。

18.ルールの追加」をクリックします。

19. 「表示スタイル」を「アイコン」、「書式」を「信号機」、「タイプ」を「」に設定します。

20. 緑のサークルが3つと一連のフィールドが表示されます。

21. 一番上の「スタイル」を「」、「ルール」を「より小さい(<)」、「値」を2500000に設定します(数値のみを使用します)。

22. 真ん中の「スタイル」を「オレンジ」、「ルール」を「の間(~)」、「値」を2500000および3000000に設定します。

23. 一番下の「スタイル」を「」、「ルール」を「より大きい(>)」、「値」を3000000に設定します。

24. 「保存」をクリックします。

25. レポートはこのようになり、現在の「Sum Invoiced Amount」の値にアラートが表示されます。

26. ページ下部に参照用に条件付き書式のアラートが表示されます。

27. レポートを設定するには、「KPI」メニューをクリックして「KPIメトリック(数値)」を「Sum Invoiced Amount」に設定します。傾向の詳細を設定するオプションが表示されます。

28. 「望ましい傾向」を「上昇」、「目標値」を「手動」、値を30000000(レポートが機能しなくなるため、数値以外の文字を入力しないでください)に設定します。

29. 「KPIの種類」を「スポット」に設定します。 

30. 「保存」をクリックします。

注意: 更新スケジュールがないことに言及するエラーメッセージが表示されますが、次のステップで対処します。

31. このレポートが自動更新される頻度を設定する必要があります。「更新」メニューをクリックし、「頻度」を「毎日」に設定します。 

32. これにより、KPIレポートの傾向が構築される方法、およびデータの収集頻度が決まります。

33. ここで、レポートを保存します。「レポート」タブに戻って「レポート」メニューをクリックし、「保存」を選択します。

34. 名前をKPI Spot Report Tutorialに設定します。

35. 説明ボックスにThis report was created as part of the KPI Report tutorialと入力します。

36. サブカテゴリーとして「高度なレポート」を選択します。

37. 「有効化」をクリックします。 

カテゴリー別KPIレポートの作成

1. 「作成」リンクをクリックして、「レポート」を選択しレポートの作成を開始します。

2. 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「ドラッグ&ドロップで作成」を選択します。

3. ビューとして「Ski Team」を選択します。

4. 」ボタンをクリックして次に進みます。

5. 右側の「レポートオプション」セクションで、「レポートの種類」を「KPI」に設定します。

6. ここで、メトリックをレポートに追加する必要があります。「  Athlete Region」ディメンション、および「  Invoiced Amount」メトリックを2回、「カラム(列)フィールド」エリアにドラッグし、「   Invoiced Date」ディメンションを「フィルター」セクションにドラッグします。

7. 「   」ボタンをクリックして次に進みます。

8. フィルターロジックを「の間(~)」に設定します。

9.変更」リンクをクリックします。

10. 日付を01/01/2010および01/01/2011に設定します。

11. 「送信・実行」ボタンをクリックして次に進みます。

注意: Ski Teamサンプルデータの性質上、このフィルターを再度追加しました。

12. ここに示すように、フィルターが設定されているはずです。

13. ステップ3をクリックします。

14. 「レポートプレビュー」ページが表示されます。この時点で、レポートは図に示すようになっているはずです。

15. 条件付き書式を使用してアラートを設定します。ページ上部の「カラム(列)」リンクをクリックします。

16. 2番目の「Sum Invoiced Amount」カラムを選択します。

17. カラムの「表示名」を「Invoiced Amount KPI」に変更します。

18. 「条件」メニューをクリックします。

19.ルールの追加」をクリックします。

20. 「表示スタイル」を「アイコン」、「書式」を「信号機」、「タイプ」を「」に設定します。

21. 一番上の「スタイル」を「」、「ルール」を「より小さい(<)」、「値」を1000000に設定します(数値のみを使用します)。

22. 真ん中の「スタイル」を「オレンジ」、「ルール」を「の間(~)」、「値」を1000000および1500000に設定します。

23. 一番下の「スタイル」を「」、「ルール」を「より大きい(>)」、「値」を1500000に設定します。

24. 「保存」をクリックします。

25. レポートはこのようになり、現在の「Invoiced Amount KPI」の値にアラートが表示されます。

26. ページ下部に参照用に条件付き書式のアラートが表示されます。 

27. レポートを設定するには、「KPI」メニューをクリックして「KPIメトリック(数値)」を「Invoiced Amount KPI」に設定します。傾向の詳細を設定するオプションが表示されます。

28. 「望ましい傾向」を「上昇」、「目標値」を「手動」、値を1500000(レポートが機能しなくなるため、数値以外の文字を入力しないでください)に設定します。

29. 「KPIの種類」を「カテゴリー別」に設定します。

30. カテゴリーを「キー設定」で「Athlete Region」に設定します。

31. 「保存」をクリックします。

32. このレポートが自動更新される頻度を設定する必要があります。「更新」メニューをクリックし、「頻度」を「毎日」に設定します。

33. これにより、KPIレポートの傾向が構築される方法、およびデータの収集頻度が決まります。

34. ここで、レポートを保存します。「レポート」タブに戻って「レポート」メニューをクリックし、「保存」を選択します。

35. 名前をCategorical KPI Tutorialに設定します。

36. 説明ボックスにThis report was created using the KPI Report tutorialと入力します。

37. サブカテゴリーとして「高度なレポート」を選択します。

38. 「有効化」をクリックします。 

KPI時間レポートの作成

1. 「作成」リンクをクリックして、「レポート」を選択しレポートの作成を開始します。

2. 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「ドラッグ&ドロップで作成」を選択します。

3. ビューとして「Ski Team」を選択します。

4. 「   」ボタンをクリックして次に進みます。

5. まず、右側の「レポートオプション」セクションで、「レポートの種類」を「KPI」に設定します。

6. ここで、メトリックをレポートに追加する必要があります。「   Year」ディメンションを「カラム(列)フィールド」エリアにドラッグします。

7. メトリック(数値)の計算フィールドを作成する必要があります。Athletesという名前の計算COUNT(Athlete ID)*を設定し、「*カラム(列)フィールド」エリアに追加します。

8. 「   」ボタンをクリックして次に進みます。

9. 「レポートプレビュー」ページが表示されます。この時点で、レポートは図に示すようになっているはずです。

10. 条件付き書式を使用してアラートを設定します。ページ上部の「カラム(列)」リンクをクリックします。

11. 2番目の「Athletes」カラムを選択します。

12. 「条件」メニューをクリックします。 

13.ルールの追加」をクリックします。

14. 「表示スタイル」を「アイコン」、「書式」を「信号機」、「タイプ」を「」に設定します。

15. 一番上の「スタイル」を「」、「ルール」を「以下(≦)」、「値」を250に設定します

16. 真ん中の「スタイル」を「オレンジ」、「ルール」を「の間(~)」、「値」を250および500に設定します。

17. 一番下の「スタイル」を「」、「ルール」を「以上(≧)」、「値」を500に設定します。

18. 「保存」をクリックします。

19. レポートはこのようになり、現在の「Athletes」の値にアラートが表示されます。

20. レポートを設定するには、「KPI」メニューをクリックして「KPIメトリック(数値)」を「Athletes」に設定します。傾向の詳細を設定するオプションが表示されます。

21. 「望ましい傾向」を「上昇」、「目標値」を「手動」、値を500に設定します。

22. 「KPIの種類」を「時間」に設定します。 

23. カテゴリーを「キー設定」で「Year」に設定します。

24. 「保存」をクリックします。

25. ここで、レポートを保存します。「レポート」タブに戻って「レポート」メニューをクリックし、「保存」を選択します。 

26. 名前をKPI Time Tutorialに設定します。 

27. 説明ボックスにThis report was created as part of the KPI Report tutorialと入力します。

28. サブカテゴリーとして「高度なレポート」を選択します。

29. 「有効化」をクリックします。