フィルターを適用したレポートの作成
1. 「作成」リンクをクリックして、フィルターを適用したレポートの作成を開始します。
2. 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「ドラッグ&ドロップで作成」を選択したままにします。
3. 「ソースシステム」および「データベースビュー」として「Ski Team」を選択します(未選択の場合)。
4. 「 」または「 」ボタンをクリックして次に進みます。
5. 「レポートデータ」ページが表示されます。まず、出力オプションを「グラフのみ」に設定します(右側の「レポートのオプション」セクションで選択します)。これにより、グラフだけが表示されます。
6. ここで、メトリックをレポートに追加する必要があります。「Athlete」カテゴリーの横にある をクリックして展開します。
7. 「 Demographic」フィールドを「カラム(列)」エリアにドラッグ&ドロップします。
8. 「 Athlete ID」ディメンションを「カラム(列)」エリアの「Demographic」の下にドラッグ&ドロップします。アスリートIDではなくアスリートの数が表示されるように、このフィールドに集約を適用する必要があります。
9. 「Athlete ID」フィールドを選択し、「 」(個数)ボタンをクリックします。「Athlete ID」にアイコン が表示されます。
次に、ダッシュボードで使用するフィルターをビルダーの「フィルター」エリアに追加する必要があります。
10. 「Camp」カテゴリーを展開し、フィールドを次の順序で「フィルター」エリアに追加します:「Camp Region」、「Camp Country」、「Camp Name」、「Camp Demographic」、「Start Date」。
11. ページ上部の「 」をクリックし、次のステップに移行します。
「レポートフィルター」ページで、使用するフィルターオペランドを設定する必要があります。ユーザーはリストから複数の値を選択しがちなので、複数選択リストを作成する場合は「一覧に含む」オペランドを選択し、日付の場合は「の間(~)」オペランドを選択することをお勧めします。
12. すべてのフィルターを「一覧に含む」に設定します。ただし、「Start Date」は、「の間(~)」に設定してください(図を参照)。
13. ページ上部の「 」をクリックし、次のステップに移行します。
14. メニューバー上部の「カラム(列)」リンクをクリックします。
15. ドロップダウンリストから「Count Distinct Athlete ID」を選択します。
16. 「表示」メニューを開き、「表示名」をAthletesに変更します。
17. 「保存」をクリックして終了します。
18. グラフを設定する必要があります。円グラフのイメージ(図を参照)をクリックして、「グラフの書式」ページに移動します。
19. 「グラフ」メニューをクリックし、「グラフタイプ」として「円グラフ」を選択し、円グラフの図をクリックして選択します。
20. 「保存」をクリックして、円グラフのオプションをロードします。
21. 「グラフデータ」セクションで、グラフの各設定データを選択します。
22. 「ラベル」を「Demographic」に、「シリーズ」を「Athletes」に設定します。
23. 「更新」をクリックして、グラフを生成します。
24. 「Settings」メニューを開き、「影の色」および「アウトラインの色」を白(#FFFFFF)に設定します。
25. 「保存」をクリックして、グラフでの変更を確認します。
26. 「ラベル」メニューを開きます。
27 ラベルを有効にし、「カテゴリー」、「値」、「パーセンテージ」を含めます。これにより、凡例は不要になります。
28. 「保存」をクリックして、グラフでの変更を確認します。
このグラフでは凡例が不要になったため、凡例を削除してグラフエリアでスペースを空けることが重要です。
29. 「位置」メニューを開き、「凡例の位置」を「何もなし」に設定します。
30. 「保存」をクリックします。
31. 「グラフタイトル」オプションを「何もなし」に変更し、「保存」をクリックします。
32. 「 」(閉じる)ボタンをクリックして、「レポートプレビュー」ページに戻ります。
33. グラフは、図に示すような状態になります。
キャッシュされたフィルターの設定
フィルターの値選択がユーザーにとってできるだけ簡単なものになるようにするため、ユーザーに値を手入力させるのではなく、フィルターの値をキャッシュしてリストを作成することをお勧めします。
この場合、Yellowfinではリストに表示するため、各フィルターに使用可能な一意の値のリストを取得して保存しておきます。
1. このプロセスを開始するには、レポートビルダーの上部にある「フィルター」メニューをクリックします。
フィルターを1つずつ操作してキャッシュする必要があります。また、フィルターに従属関係を設定することもできます。
従属フィルターは、階層を使用しているときに、下位フィルターレベルで使用可能な値を絞り込むためにユーザーに第1レベルから値を選択させるときに便利です。
この例では、「Camp Region」 > 「Camp Country」 > 「Camp Name」フィールドを使用して、従属構造を構築できます。
2. 最初のステップは、階層の最上位の値をキャッシュすることです。フィルターのドロップダウンリストから「Camp Region」を選択します。
3. 「入力スタイル」メニューを開き、「ドロップダウン」オプションを選択し、「キャッシュされた値」を使用します。
更新オプションは、値が静的である程度、つまり値が変更される頻度によって異なります。
4. Ski Teamの例では、値は変更されないため、「手動設定」更新オプションを使用します。
値が頻繁に変更される場合は、最新状態を維持するようにスケジュールを設定するとよいでしょう。
5. 「今すぐ更新」リンクをクリックして、リストのデータを設定します。
6. 「閉じる」をクリックして終了します。
フィルター階層の第1レベルを設定したので、それ以下のレベルについて追加のオプションをいくつか設定する必要があります。
7. フィルターのドロップダウンから「Camp Country」フィルターを選択します。
このフィルターをキャッシュする前に、従属関係を設定する必要があります。
注意:この作業はキャッシュよりも前に完了する必要があります。Yellowfinでは、キャッシュ処理中にこのフィルターと上位との関係を処理する必要があるためです。
8. 「表示」メニューを開き、「従属関係表示」リストで「Camp Region」を選択します。
つまり、Camp CountryはCamp Regionの値が選択されるまで表示されません。
9. 前と同様に、値をキャッシュする必要があります。「入力スタイル」メニューを開き、以下のオプションを選択します:
入力:「ドロップダウン」
値:キャッシュされた値
10. 「今すぐ更新」と「閉じる」をクリックして終了します。
このプロセスを従属構造の最下位レベルについても繰り返す必要があります:それはCamp Nameです。
11. フィルターのドロップダウンから「Camp Name」を選択します。
12. 「表示」メニューで、フィルターが「Camp Country」に従属するように設定します。
13. 「保存」をクリックして変更を保存します。
14. 「入力スタイル」メニューで、オプションを「ドロップダウン」および「キャッシュされた値」に設定します。
15.「今すぐ更新」をクリックして、値を設定します。
16. 「閉じる」をクリックしてプロセスを終了します。
従属フィルターを設定したら、設定の残りに書式を設定する必要があります。
17. フィルターのドロップダウンから「Camp Demographic」を選択します。
18. 「入力スタイル」メニューを使用して、フィルターの値を手動でキャッシュします。
19. レポートに一連のフィルターが設定され、このようになるはずです。
「キャッシュされたフィルターの更新」リンクが「レポートフィルター」パネルの下部に表示されます。これは、手動でキャッシュされたフィルターがある場合に使用できます。スケジュールを使用しなくても、必要に応じて値を更新できます。
20. 「保存」メニューをクリックして、「Athlete Demographic Breakdown」という名前を付けます。
21. 説明として「This report was created using the Dashboard Tutorial」と入力します。
22. カテゴリーとして「チュートリアル」、サブカテゴリーとして「グラフ」と入力します。
23. 「有効化」をクリックします。
詳細については、キャッシュされた依存フィルターを参照してください。
追加レポートの作成
1. 「作成」リンクをクリックして、追加レポートの作成を開始します。
2. 「レポートの初期化」ページが表示されます。作成ツールとして「ドラッグ&ドロップで作成」を選択したままにします。
3. 「ソースシステム」および「データベースビュー」として「Ski Team」を選択します(未選択の場合)。
4. 「 」または「 」ボタンをクリックして次に進みます。
5. 「レポートデータ」ページが表示されます。まず、右側の「レポートのオプション」セクションで、出力オプションを「グラフのみ」に設定します。これにより、グラフだけが表示されます。
このレポートでは、Yellowfinのクロス集計機能を利用します。
6. 「データ出力」を「クロス集計」に設定します。
「カラム(列)」だけでなく、「カラム(列)」、「ロウ(行)」、および「メトリック(数値)」エリアが表示されます。
7. 以下のフィールドを設定します:
ロウ(行):Start Date
カラム(列):Booking Method
メトリック:Count (#) Athlete ID
8. 「レポートプレビュー」ページに進みます。
9. 図に示すグラフのプレースホルダーをクリックして、グラフビルダーに移動します。
10. 「グラフ」メニューをクリックし、「グラフタイプ」として「カラムグラフ」を選択し、積み上げ縦棒グラフの図をクリックして選択します。
11. 「保存」をクリックします。積み上げ縦棒グラフのオプションがロードされます。
「グラフデータ」セクションで、グラフの各設定フィールドを選択する必要があります。
12. 「ラベル」を「Start Date」に(さらに「タイムシリーズ」オプションを選択)、「シリーズ」を「Count Athlete ID」に、「色」を「Booking Method」に設定します。
「タイムシリーズ」オプションを使用すると、X軸の表示が変化し、追加機能が使用できるようになります。
13. 「更新」をクリックして、グラフを生成します。
「タイムシリーズ」で使用できる追加機能の1つが、粒度の選択です。データが集約される時間の単位をミリ秒~年から選択できます。
14. 粒度を設定するには、「設定」メニューを開きます。
ここでは、「単位」ドロップダウンから粒度レベルを選択できます。
15. 単位のリストから「月」を選択します。
16. 「保存」をクリックして、適用された設定を表示します。
グラフには、デフォルト設定の各日ではなく各月のカラムが表示されます。
これまでに作成したその他のレポートと同様、通常は、ダッシュボードに表示されるグラフからタイトルを削除するとよいでしょう。タイトルはたいていの場合で不要です。
17. 「タイトル」メニューを開き、「グラフタイトル」を「何もなし」に設定します。
18. グラフは、図に示すような状態になります。
19. 「 」(閉じる)ボタンをクリックして、「レポートプレビュー」ページに戻ります。
20. 「保存」メニューをクリックして、「Athlete Booking Method Breakdown」という名前を付けます。
21. 説明として「This report was created using the Dashboard Tutorial」と入力します。
22. カテゴリーとして「チュートリアル」、サブカテゴリーとして「グラフ」と入力します。
23. 「有効化」をクリックします。
タブへのレポート追加
1. 標準タブを追加するには、ダッシュボードページの「 タブの追加」をクリックし、「標準」オプションを選択します。
空のタブが表示され、レポートを追加する準備が整います(図を参照)。
2. レポートをダッシュボードに追加するには、有効なレポートのリストでレポートを検索する必要があります。検索ボックスに「breakdown」とタイプして をクリックし、結果を表示します。
3. これらのレポートを1つずつタブにドラッグして、以下のように配置します:
左側のポートレットに「Athlete Demographic Breakdown」。
右側のポートレットに「Athlete Age Group Breakdown」。
下部のポートレットに「Athlete Booking Method Breakdown」。
4. タブは、この図のようになるはずです。
ここからは、このタブで使用しているレイアウトテンプレートを変更します。一部のグラフに対して他よりも多くのスペースを割り当てて、可読性を高めることができます。
5. タブバーの「レイアウト」メニューを開き、図に示す「小カラム、大カラム」テンプレートを有効にします。
6. 「閉じる」をクリックして変更を適用します。
7. ダッシュボードはこの図に示すような状態になり、積み上げ棒グラフと円グラフがわかりやすくなります。必要に応じてレポートのサイズを変更します。
フィルターのリンクおよび書式
1. タブのレポート間にリンクを設定するには、「分析設定」リンクをクリックします。
2. または、ダッシュボード右側の「フィルター」パネルの「ここをクリックし、フィルターを設定」リンクをクリックすることもできます。
左側にレポートのリストのあるページが表示されます。初期状態ではリストの1番目のレポートが選択されていて、レポートに含まれるフィルターが右側の「フィルター」リストに表示されます。
3. 「Athlete Demographic Breakdown」レポートをクリックして確実に選択された状態にします。
レポートで使用可能なフィルターのうちタブに表示するものを決める必要があります。
4. リストのすべてのフィルターを選択します:「Camp Region」、「Camp Country」、「Camp Name」、「Camp Demographic」、「Start Date」。
次に、選択したフィルターの下にある「リンク済みレポート」のリストを見てみます。ここでは、表示されているフィルターにその他のレポートからリンクします。
赤の×印は、レポートがリンクされていないことを表します。
5. 「Athlete Age Group Breakdown」レポートをクリックしてリンクします。
ダッシュボードで使用するように有効にしたフィルターのリストが表示されます。
ここで行うのは、レポート間にリンクを設定して、ダッシュボードのフィルターで使用される値がこのレポートにフィルターとして渡されるようにすることです。
6. 各フィルターリンクを有効にする必要があります。それには、表示されているそれぞれの横にある「フィルター」を選択します(右図を参照)。
有効にしたら、フィルター値を渡す子レポートで使用可能な対応フィールドを指定する必要があります。
7. このデモの場合は、フィルターを同等のフィールドと一致させる必要があります:
「Camp Region」を「Camp Region」に
「Camp Country」を「Camp Country」に
「Camp Name」を「Camp Name」に
「Camp Demographic」を「Camp Demographic」に
「Start Date」を「Start Date」に
Ski Teamの例では、同じ名前を共有しているため、一致するフィールドが比較的わかりやすくなっています。独自のレポートを使用する場合は、当てはまらない可能性があります。リンクするフィールドに同じ値が格納されることを確認することが重要です。
8. 「保存」をクリックしてリンクをコミットします。
「Athlete Age Group Breakdown」レポートの横に青色のチェックアイコンが表示されます。これは、リンクが設定されていることを意味します。
この時点で設定を変更せずにダッシュボードをそのままの状態で使用した場合、フィルターはリンク先レポートのみを更新し、「Athlete Booking Method Breakdown」レポートは変更されません。
9. 「Athlete Booking Method Breakdown」レポートをクリックしてリンクを設定します。上記と同じプロセスに従い、完了時にリンクを保存します。
10. プロセスを完了してフィルターをダッシュボードに表示するには、「ダッシュボードに戻る」リンクをクリックします。
右側のフィルターパネルにデータが設定されます。
これらのフィルターに対して最初に行う変更は、場所のフィルターをグループにまとめることです。
11. フィルターグループの名前として「Camp Location」とタイプし、 アイコンをクリックして追加します。
フィルターパネルの下部にグループセクションが表示されます。フィルターをこのグループに追加するには、 アイコンを使用してグループ名の下にドラッグする必要があります。
このグループに追加する必要がある1番目のフィルターは、従属階層の最上位レベルである「Camp Region」です。
12. 「Camp Region」フィルターを「Camp Location」グループの下にドラッグします。
13. 次に、階層の次のレベルである「Camp Country」を表示するために、「Camp Region」から任意の値を選択する必要があります。
14. フィルターリストの最上位に「Camp Country」が表示されます。これをドラッグして、「Camp Region」フィルターの下に表示します。
これらのステップを繰り返して、階層の最後のレベルをグループに移動します。
15. 「Camp Country」から値を選択して「Camp Name」を表示し、次に「Camp Name」を「Camp Location」グループの最下位にドラッグします。
16. フィルターパネルは、この図のようになるはずです。
17. パネルの下部にある「リセット」をクリックして、グループを設定するために使用したすべてのフィルター値をクリアします。
設定が必要な次のオプションは、フィルターの表示方法です。フィルターのタイプによって使用できるオプションは違います。
18. 「Camp Demographic」フィルターの表示を変更するために、このフィルターの横にある アイコンをクリックします。
フィルターの書式およびデフォルト値が含まれるポップアップが表示されます。ここではフィルターに別の名前を指定することもできます。
19. 「表示」設定を「チェックボックス」に変更し、「保存」をクリックします。
20. 「Camp Demographic」フィルターにチェックリストの値が表示されます(図を参照)。
フィルターグループには、設定可能な表示オプションもあります。
21. 「Camp Location」フィルターグループ名の横の アイコンをクリックします。
ここでは、タイトルの変更、初期状態の設定、フィルターグループの削除を行うオプションがあります。
22. 「初期状態」を「クローズ」に設定し、「保存」をクリックしてタブを更新します。
これは、タブが初めてロードされるときにフィルターグループは閉じていることを意味します。ユーザーは、グループ内のフィルターを表示するために、展開アイコンをクリックする必要があります。これにより、フィルターの長いリストを表示するときのスペースが節約されます。
次に、タブを保存して有効化する必要があります。
23. 「保存」メニューを開き、「名前」に「Filtered Tab Tutorial」とタイプします。
24. 「説明」エリアにThis tab was created using the Dashboard Tab tutorialと入力します。
25. 「有効化」をクリックします。
26. ダッシュボードは図に示すようになります。
分析フィルターの使用
ダッシュボードフィルターを設定したら、それらをテストし、すべてのレポートが想定通りに動作することを確認することが重要です。
1. フィルターで以下の値を選択します:
「Start Date」:01/07/2007から01/07/2010
「Camp Demographic」:「Culture」、「Luxury」、および「Relaxation」
「Camp Region」:「Asia」、「Australia」
2. 「→」ボタンをクリックしてフィルターを適用します。
4. フィルターを適用したタブはこのようになるはずです。いずれのレポートも更新されなかった場合は、タブを編集してフィルターリンクを確認する必要があります。