概要
ビューは、Yellowfinで使用されるメタデータ層で、これによりレポート作成者に対してデータベース構造の複雑性が隠蔽されます。ビューは、レポートの作成で使用可能にするデータベース内のカラム(列)の定義に使用します。これらのフィールドは複数のテーブルから取得することができ、その場合は結合(テーブル内のロウ(行)をリンクするビジネスロジック)を定義する必要があります。
ビューの作成には、次の主要な2つのステップが含まれます。
- 結合ダイアグラム - 必要なテーブルをデータベースから選択して、これらのテーブル内のデータをどのように結合するかを定義します。
- ビューフィールドの選択 - これらのテーブルから、使用可能にするフィールドを定義して、それらのフィールドのメタデータを指定します。
詳細については、ビュービルダーを参照してください。
ビューの作成
テーブル間結合設定の作成
「テーブル間結合設定」は、ビュービルダーの主要なコンポーネントの1つです。これにより、選択したデータベーステーブル間のすべての主要な関係を定義できます。
詳細については、ドラッグ&ドロップビュービルダーを参照してください。
カラム(列)の選択
エンドユーザーがレポートに使用できるカラム(列)を選択します。レポートに使用できるのは、未結合リスト内の各テーブルで選択されたカラムのみです。
詳細については、テーブルプロパティを参照してください。
フィールドメタデータの適用
メタデータはフィールドの使用方法の定義に使用します。また、エンドユーザーに情報を提供します。
初期状態では、前のステップで選択されたフィールドが、「未結合」パネル内のそのフィールドの所属元であるテーブルを表したフォルダー内に含まれています。これらのフィールドにはメタデータが関連付けられておらず、このままではレポート作成者はこれらのフィールドを使用できません。「使用可能フィールド」パネルでフィールドをカテゴリー(フォルダー)に割り当てる必要があります。この操作は、レポート作成者にとって論理的になるようにフィールドを分類するために行います。この操作により、データベース内のテーブル構造とは異なるようにフィールドをグループ化する機会が与えられます。
3. フォルダー名の横にある !expand.gif!オプションをクリックして、各テーブルで選択したカラムを表示します。
4. 「AthleteFact」 テーブルで、「AgeAtCamp」、「AgeGroupAtCamp」、「Demographic」、および「PersonID」の各フィールドを個別に選択するか、Shiftキーを使用して各フィールドをクリックして、「Athlete」フォルダーにドラッグします。
ドラッグが完了すると、カラム名が太字で表示され、これらのカラムがビューに追加されていることを示します。
7. このフィールドは、参照コードを使用してISOの国コードをそれぞれの国名に変換します。このように設定するには、「書式」タブをクリックします。
8. 「書式」オプションを「参照コード」に設定します。この場合、サンプルに設定済みの既存のタイプを使用します。
詳細については、参照コードを参照してください。
9. ドロップダウンメニューから「国」を選択します。
10. 「保存」ボタンをクリックして、変更をコミットします。
11. これで、「アスリート」フォルダー内の「ISOCODE」カラムが更新されます。この方法は、すべての属性に対してビジネス用語を割り当てるために使用されます。
詳細については、ビューフィールドを参照してください。
カラム(列)の書式
書式オプションは、フィールドがレポート上でどのように使用されるかのデフォルトを指定します。ユーザーは、特定のレポートについて書式を変更することができます。
詳細については、フィールド書式を参照してください。
計算フィールドの追加
データベース内のフィールドに加え、計算フィールドおよび定義済みのフィルターを作成できます。この例では、フィルターを作成します。
1. 「未結合」パネルで「計算フィールド」フォルダーを開いて、次に「式ビルダー」フォルダーを開きます。
2. フィルターフィールドを「アスリート」フォルダーにドラッグします。
6. 「フィールドを選択」ドロップダウンメニューから、「AgeAtCamp」を選択して !calc_adobj.gif!をクリックします。
7. 次に、「演算子」ドロップダウンメニューから「以上(≧)」を選択して、 !calc_adobj.gif!をクリックします。
8. 演算子ドロップダウンの上のテキストフィールドに「65」と入力して、 !calc_adobj.gif!をクリックします。
9. 「ここをクリックし、この式をテスト」をクリックします。テストに成功すると、式に問題がないことを知らせるメッセージがビルダーの上に表示されます。
10. 「有効化」をクリックしてフィールドを保存し、レポー
11. これで、「高齢層」計算フィールドが「アスリート」カテゴリー内に表示されるようになり、通常のディメンション(次元)またはメトリック(数値)ではなく、 フィルターアイコンが 表示されます。
詳細については、ビュー計算フィールドを参照してください。
ドリルダウン階層の作成
階層は、ユーザーにオンライン分析処理(On Line Analytical Processing、OLAP)機能を提供するために使用されます。階層により、レポートユーザーは結果セットをあるレベルから次のレベルに選択して限定することができ、次元階層のドリルダウンが可能になります。たとえば、年(2008)から四半期(第3)、さらに月(8月)などにドリルダウンが可能です。
詳細については、ドリルダウン階層を参照してください。
ビューサマリーと保存
詳細については、ビューサマリーを参照してください。
8. 「書式」オプションを「参照コード」に設定します。この場合、サンプルに設定済みの既存のタイプを使用します。 <!-- /* Style Definitions */ table.MsoNormalTable
-->