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概要

条件書式の最も重要な効果は、表示されたデータをエンドユーザーにとって把握しやすいものにできることです。以下にその例を示します。「KPI」というカラムに赤、黄、緑の条件書式が適用されています。これにより、エンドユーザーはレポートを即座に理解し、行動を起こすべきかどうかの判断を行うことができます。

エンドユーザーの注意を喚起したい場合、あるいはあらかじめ決められたルールによってデータを解釈したい場合、条件書式の使用は効果的です。

標準設定

オプション

説明

アラートの凡例

レポートでの条件付き書式ルールの凡例を表示します。

凡例のタイトル

条件付き書式ルールの凡例のタイトルを指定します。

凡例の説明

条件付き書式ルールの凡例の説明を指定します。

フィールド設定 - 基本的なルール

 

基本的なルールでは、カラム(列)内の値または他のフィールドの値のどちらかとの比較によってカラム(列)の書式を設定することができます。これで、最も一般的なフォームの条件付き書式が適用されます。

 

オプション

説明

アラートタイプ

  • アラートルールの複雑さを選択します。

    • 基本:アラートは、カラム(列)値と設定値や別のカラム(列)との比較に基づきます。
    • 高度:アラートは複数の条件に基づき、フィルター設定と似たロジックを使用して設定できます。

スタイル

アラートの表示方法を選択します。以下の4つのオプションを使用できます。

  • 棒グラフ:一致セルの値がインラインの棒グラフで表示されます。
  • セル:一致セルの背景色が強調されます。
  • アイコン:一致セルのテキストがアイコンに置き換えられます。
  • テキスト:一致セルのテキストが強調されます。

アイコンセット

「スタイル」を「アイコン」に設定した場合は、アラートに適用するアイコンのセットを選択します。

信号機

上向き矢印(↑)

下向き矢印(↓)

チェック印

形状

タイプ

以下のオプションから比較タイプを選択します。

  • 値:データを設定値と比較します(例:10より大きい)。
  • カラム(列)比較:データを他のカラム(列)に格納されている設定値と比較します(例:領収金額と請求金額を比較して、同額でない場合は領収金額と請求金額を強調する)。
  • %対カラム値:値と比較カラム(列)のパーセンテージしきい値との比較を行います。この比較で、予定収益より10%低い収益を強調します。
  • 合計値に対する百分率(%):値とカラム(列)の合計のパーセンテージとの比較を行います。この比較で、収益の5%未満を表す値を強調します。
  • %対最大値:値と最大値のパーセンテージとの比較を行います。この比較で、最大値と関連する値を強調します(例:値が下位20%の区分に属している)。

目標

カラム(列)比較を選択した場合は、データと比較するカラム(列)を選択する必要があります。適切なカラム(列)を選択します。

データの強調方法を選択したら、アラートルールを設定する必要があります。ルール入力のセクションは、これ以前の選択内容によって異なります。ただし、通常は色や演算子(より大きいなど)を選択してから値を入力する必要があります。

オプション

説明

色/アイコン

各ルールに使用する色またはアイコンを定義します。

演算子

各ルールに使用する演算子を定義します。

各ルールに使用する値を定義します(必要な場合)。

フィールド設定 - 高度なルール

 

 

高度なルールでは、複雑なルールを作成して、カラム(列)の書式を指定することができます。たとえば、以下のようなルールを作成します。地域=Europeで、なおかつ収益>$200,000の場合、収益性をで強調する。

オプション

説明

アラートタイプ

  • アラートルールの複雑さを選択します。

    • 基本:アラートは、カラム(列)値と設定値や別のカラム(列)との比較に基づきます。
    • 高度:アラートは複数の条件に基づき、フィルター設定と似たロジックを使用して設定できます。

 

オプション

説明

アラートの詳細

このルールの説明を指定します。

スタイル

アラートの表示方法を選択します。以下の4つのオプションを使用できます。

  • 棒グラフ:一致セルの値がインラインの棒グラフで表示されます。
  • セル:一致セルの背景色が強調されます。
  • アイコン:一致セルのテキストがアイコンに置き換えられます。
  • テキスト:一致セルのテキストが強調されます。

アイコンセット

「スタイル」を「アイコン」に設定した場合は、アラートに適用するアイコンのセットを選択します。

信号機

上向き矢印(↑)

下向き矢印(↓)

チェック印

形状

このオプションでは、ルールに適用する色、またはアイコンセット内のアイコンを定義する必要があります。

ルール

ルールのロジックを入力します。カラム(列)、演算子、値を選択できます。「追加」をクリックすると、カッコで囲まれた他のルールを追加できます。

詳細については、フィルター設定を参照してください。

条件付き書式データのテスト

条件書式にしきい値を設定する場合には以下のようないくつかのルールに従う必要があります。以下にその一覧を示します。

値の重複

上の例のように1つのデータに複数の条件書式を設定する場合、条件書式の値の範囲が重複してはいけません。たとえばある条件の範囲を50から60に設定し、もうひとつを55から65とすることはできません。この場合レポートは正常に実行されません。

値の順序

BETWEEN演算子を使うなどして値の範囲を設定する場合、最初の値は必ず後の値より小さくなければなりません。たとえば、「30と40の間」を設定する場合に「40と30の間」という設定はできません。これを行うと、レポート実行時に一致するデータを見つけられません。

値の適否

表示される可能性のあるすべてのデータをカバーする必要はありません。どの条件にもマッチしないデータは通常のフォントで表示されるだけです。条件書式は注意を引きたいデータを強調するために使用してください。