概要
Yellowfin SAML Bridgeは、SAMLアイデンティティプロバイダーとYellowfinの間のインターフェイスに使用するJava webアプリケーションです。これによりユーザーは、別のアプリケーションに使用しているものと同様の詳細情報を、Yellowfinに使用することができます。この場合、Yellowfin SAML Bridgeは、SAMLサービスプロバイダー(SP)です。SAML Bridgeは、Yellowfinのwebサービスを使用することで、ユーザーをYellowfinへシングルサインオンします。SAML Bridgeを使用してYellowfinに初めて接続する際に、ユーザーを自動プロビジョニングするオプションもあります。
インストール
Yellowfin SAML Bridgeは、個別のJava webアプリケーションであり、YellowfinのTomcatと同様のインスタンスで実行することができます。bridgeは、「Yellowfin/appserver/webapps」ディレクトリに「YellowfinSAMLBridge.zip」ファイルを解凍することで、インストールすることができます。
Yellowfin SAML Bridgeは、YellowfinのWebサービスJavaライブラリを使用します。Yellowfinのインスタンスバージョンに対応するライブラリ(yfws.jar)は、Yellowfin SAML Bridgeの「/WEB-INF/lib」ディレクトリに含まれています。
「yfws-xxx.jar」ファイルは、Yellowfinインストールフォルダーの「development/lib」配下に格納されています。Yellowfinのアップグレードでは、developmentフォルダーをアップグレードしないため、Yellowfinをアップグレードした場合は、Yellowfinのサポートチームにお問い合わせのうえ、対応するwebサービスライブラリを取得してください。適切な「yfws.jar」ファイルを取得する他の方法としては、アップグレードされたYellowfinのバージョンのクリーンインストールを行い、「development/lib」フォルダーから対象のファイルをコピーします。
ガイドコンテンツ
こちらのガイドは、以下の項目で構成されています。
- SAML構成:SAMLサービスプロバイダーと、アイデンティティプロバイダー構成の設定詳細を確認します。
- Active Directoryフェデレーションサービス:Active Directoryフェデレーションサービスの詳細について確認します。
- 動作設定:bridgeの操作設定とユーザープロビジョニングの詳細について確認します。
- トラブルシューティング:重要なトラブルシューティングの事例について紹介します。
- 例:SAML properties ファイルとweb.xml設定のサンプルを含みます。