30日間の無料評価版をお試しいただけます。

概要

条件付き書式を作成する最も重要な理由は、ユーザーに分かりやすいデータを提供するためです。以下の図は、条件付き書式がいかにレポート解釈をサポートするかを示しています。KPIカラム(列)に赤や緑の条件付き書式を適用することで、ユーザーは容易にレポートを解釈し、それに基づきアクションを起こすことができます。

条件付き書式は、レポート閲覧者の注意を引きたい時、または事前に定義されたルールセットに基づきデータを解釈したい時に使用すると有用です。

一般設定

 

オプション説明

アラートの凡例

レポートに条件付き書式ルールの凡例を表示します。

凡例のタイトル

条件付き書式ルールの凡例のタイトルを設定します。

凡例の説明

条件付き書式ルールの凡例に説明を設定します。

フィールド設定 - 基本的なルール

 

基本的なルールでは、カラム(列)の値に基づき、セットした値、もしくは別のカラム(列)と比較します。これは、適用される条件付き書式の、最も一般的な形式です。

 

オプション説明

アラートタイプ

アラートルールの複雑さを選択します。

  • 基本:カラム(列)の値に基づき、セットした値、もしくは別のカラム(列)と比較します。
  • 高度:複数の条件に基づきアラートを作成することができ、フィルター設定と似たロジックを使用して設定をします。

スタイル

アラートの表示方法を選択します。以下の4つのオプションを使用することができます。

  • 棒グラフ:一致するセル内の値を、横棒グラフで表示します。
  • セル:一致するセルの背景色を、強調して表示します。
  • アイコン:一致するセル内のテキストを、アイコンに置き換えます。
  • テキスト:一致するセル内のテキストを、強調して表示します。

アイコンセット

スタイルでアイコンを選択した場合は、アラートに適用するアイコンを選択します。

信号機

上向き矢印(↑)

下向き矢印(↓)

チェック印

図形

タイプ

以下のオプションから、比較タイプを選択します。

  • 値:各セルの値を、各アラートで指定された値と比較します。例:10より大きい
  • カラム(列)比較:各セルの値を、指定されたカラム(列)の値と比較します。例:領収金額と請求金額を比較して、同額ではない場合に強調して表示します。
  • カラム(列)の値に対する百分率(%):各セルの値を、指定されたカラム(列)の値と比較し、百分率で表示します。例:「計画収益」より10%少ない収益を強調して表示します。
  • 合計値に対する百分率(%):各セルの値を、カラム(列)の合計値と比較し、百分率で表示します。例:収益の5%未満を示す値を強調して表示します。
  • 最大値に対する百分率(%):各セルの値を、カラム(列)の最大値と比較し、百分率で表示します。最大値と関連する値を強調して表示します。例:値が下位20%の区分に属している。

目標値

タイプでカラム(列)比較を選択した場合、データを比較するためのカラム(列)を選択しなくてはいけません。適切なカラム(列)を選択してください。

データの強調表示方法を選択したら、アラートルールを設定しなくてはいけません。上述の項目で選択した内容に応じて、ルール入力項目に表示される内容が異なりますが、通常は、色や演算子(より大きい、など)を選択し、値を入力します。

オプション説明

色/アイコン

各ルールに使用する色やアイコンを定義します。

演算子

各ルールに使用する演算子を定義します。

必要に応じて、各ルールに使用する値を定義します。

フィールド設定 - 高度なルール

高度なルールを使用することで、複雑なルールを作成して、カラム(列)の書式を指定することができます。例:地域 = ヨーロッパ、収益>$200,000の場合は、収益性をで強調して表示する。

 

オプション説明

アラートタイプ

アラートの複雑さを選択します。

  • 基本:カラム(列)の値に基づき、セットした値、もしくは別のカラム(列)と比較します。
  • 高度:複数の条件に基づきアラートを作成することができ、フィルター設定と似たロジックを使用して設定をします。

 

 

オプション説明

アラート詳細

このルールの説明を設定します。

スタイル

アラートの表示方法を選択します。以下の4つのオプションを使用することができます。

  • 棒グラフ:一致するセル内の値を、横棒グラフで表示します。
  • セル:一致するセルの背景色を、強調して表示します。
  • アイコン:一致するセル内のテキストを、アイコンに置き換えます。
  • テキスト:一致するセル内のテキストを、強調して表示します。

アイコンセット

スタイルでアイコンを選択した場合は、アラートに適用するアイコンを選択します。

信号機

上向き矢印(↑)

下向き矢印(↓)

チェック印

図形

こちらのオプションは、色とアイコンセットのどちらをルールに適用するのかを定義します。

ルール

ルールのロジックを入力します。カラム(列)、演算子、値を選択することができます。「+条件追加」をクリックすることで、他のルールをカッコ付き等の条件で追加することができます。

より詳細な情報は、フィルター設定を参照してください。

条件付き書式データのテスト

条件付き書式に値を入力する際に、則らなくてはいけないルールがいくつかあります。詳細は、以下の通りです。

値の重複

上述の例のように、複数の条件付き書式を作成する場合、設定する値が重複しないように気を付けましょう。例えば、ある条件範囲に50から60を設定し、他の条件に55から65を設定することはできません。これは、レポート実行失敗の原因になります。

値の順序

演算子に「の間(~)」を使用して、値の範囲を設定する場合、最初の値は必ず、後の値よりも小さくなくてはいけません。例えば、「30と40の間」と設定することはできますが、「40と30の間」と設定することはできません。値が適切に入力されていない場合は、条件と一致するデータがないため、レポート実行が失敗します。

値の適否

返される値すべてに対して、条件付き書式を作成する必要はありません。条件付き書式を満たさないデータがある場合は、通常のフォントで返されます。条件付き書式は、注意を引きたい値にのみ設定をしてください。