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概要

Yellowfinは、多言語展開とローカライズに対応しています。つまり、Yellowfinは、複数の言語で展開が可能であり、2バイト文字セットをサポートします。Yellowfinを特定の言語にローカライズする手順を以下に詳しく説明します。

仕組み

Yellowfinは、その処理にStruts internationalisationを使用しています(詳細は、 http://www.exadel.com/tutorial/struts/5.2/strutstutorials-i18n.html を参照してください)。
JSP内のテキストには、{{<bean:message key="key"/>}}タグが付いています。ダッシュボードのJSPの例を次に示します。

<img src="images/rpt_add.gif" alt="<bean:message key="mi.text.newtab"/>" border="0" />
<a href="javascript:on_submit('newTab');"><bean:message key="mi.text.tab"/></a>

次に、beanは メッセージキー mi.text.tab=Add Tab のリソースファイルを参照します。
バンドル内で指定される言語コードにより、単一のサイト内で複数の言語を展開できます。Yellowfinは、ユーザーのデフォルトのブラウザー言語設定を検出して、それに応じてテキストを表示します。

ログインページ

ログインページは、通常各インストールについて個別に設定されます。したがって、Yellowfinではこのページは多言語対応されていません。JSPにアクセスして、必要に応じて特定の言語が組み込まれた独自の外観や操作性を構築することができます。

シングルサインオンを使用している場合、ログインページはバイパスされるため、このJSPを編集する必要はありません。

デフォルトのPDFフォント設定

Yellowfinは、レポートデータをPDFファイルにエクスポートできます。2バイト文字を使用するには、デフォルトのPDFエクスポートフォントを選択する必要があります。これは、フォントがPDFに埋め込まれるためです。このフォントは、画面上に表示される出力フォントとは異なる場合があります。エンドユーザーには、これらのフォントを変更するオプションが提供される場合があります(4つの中国語のバリエーションなど)。

  1. レポート出力に中国語、韓国語または日本語のフォントセットを使用している場合、PDFエクスポートに際してデフォルトのフォントセットを選択する必要があります。
  2. 管理パネルに移動して「システム構成」をクリックします。
  3. デフォルトのドロップダウンリストから、PDFのフォントタイプを選択します。
  4. ユーザーがレポートの印刷時にフォントを変更できるようにするには、ユーザーに変更を許可するオプションを「Yes」に設定します。

言語翻訳

独自のコンテンツを除き、Yellowfin内に表示されるテキストは、ユーザーのブラウザー設定に基づいて翻訳されます。 これは、次の2つのメカニズムを使用して実現されます。1つは、アプリケーションリソースファイルの管理で、これは、主にテキストの表示に使用されます。もう1つはYellowfin参照コードテーブルで、これは主にドロップダウンメニューに使用されます。

インストール

Yellowfinのインストール時に、英語以外の言語翻訳を含めるオプションが提示されます:

これらの言語が選択されている場合、ユーザーに対して言語が自動的に選択されます。ユーザーに必要な操作は、ブラウザーのデフォルト言語をYellowfinで表示させる言語に設定することだけです。

注意: これらの翻訳は、Yellowfinのインターフェーステキストのみに適用されます。グラフやレポートで返されるデータには適用されません。

リソースファイル管理

Yellowfin/webapps/ROOT/WEB-INFディレクトリに、ディレクトリ構造classes/com/hofを作成します。

  1. アプリケーションリソースファイルをコピーします。たとえば、日本語の場合は、ApplicationResource_ja.propertiesをこのhofディレクトリにコピーします。
  2. Yellowfinを再起動すると、日本語翻訳が使用できるようになります。
    翻訳される言語は、ブラウザーの設定に基づいています。これにより、1つのYellowfinのインスタンスで複数の言語に対応することを可能にしています。

Yellowfin参照コード

通常、Yellowfinには、すべてのサポート対象言語の内部参照コードについて、ローカライズされた翻訳が保持されています。これらの参照コードを更新する場合は、ReferenceCodeDescriptionテーブルを直接更新します。

このテーブルには、アプリケーションで使用される各参照コードの短い説明と長い説明、および特定の言語に対する言語コードが含まれています。多くの場合、短い説明のみが表示されます。短い説明を更新して、表示されるテキストを変更します。

Yellowfinの言語設定の詳細については、次のYellowfinフォーラムの投稿を参照してください: http://www.yellowfinbi.com/YFForum-Yellowfin-in-a-multi-language-environment-?thread=106301

ローカルの日付形式

Yellowfin内に存在する設定オプションにより、アプリケーション全体で使用されるデフォルトの日付形式が決定されます。

たとえば、Yellowfinには、標準の日付形式である日/月/年が初期設定されています。しかし、地域の慣習によっては月/日/年を使用する場合もあります。

設定項目を更新することで、ユーザーには常に優先された形式で日付が表示されます。

  1. 日付形式を更新するには、「管理」>「システム構成」に移動します。
  2. 選択可能なオプションを使用して、日付形式を設定します。

名前の形式

デフォルトの名前形式を設定して、表示される姓名の順序を変更できます。
地域に適合する名前の形式を選択してください。

小数点および千単位区切り文字

デフォルトの小数点および千単位区切り形式を設定するには、地域に適切な記号を入力してください。