概要
Yellowfinインストーラーは、「Javaアーカイブ(.jar)」ファイルです。これは基本的に、いくつかの特別なプロパティを備えた、zipと互換性のあるファイルです。Java Development Kitには、「jar
(Windows上ではjar.exe
)」と呼ばれる、これらのファイルを作成、および解凍をするためのコマンドラインツールが付属しています。Yellowfinインストーラーをカスタマイズするためには、特定のファイルをインストーラーに追加しなくてはいけません。これを実行するためには、インストーラーのコンテンツを解凍し、ファイルをインストーラーファイル構造内の適切な場所に追加して、jarアーカイブを作成し直します。
インストーラーアーカイブのコンテンツを解凍するには、以下のコマンドを実行します。
jar xvf /path/to/yellowfin-yyyymmdd-full.jar
これにより、現在のディレクトリに、インストーラーアーカイブの拡張ファイル構造が作成されます。解凍されたファイルは、変更してはいけません。このディレクトリ配下の適切な場所に、必要なファイルを追加します。カスタムプロパティファイルは「custom.properties」
という名前にし、トップレベルのディレクトリに配置しなくてはいけません。カスタムプロパティファイル内のリソースとして参照されるその他すべてのファイルは、このディレクトリへの相対パスを使用して指定されます。必要なすべてのファイルを追加した後に、アーカイブを作成し直します。
jar cvmf META-INF/MANIFEST.MF /path/to/yellowfin-modified.jar
こちらのコマンドにより、元のファイルのコンテンツと、追加したその他のファイルを使用して、新しいインストーラーjarファイルが作成されます。元のインストーラーからのjarマニフェストファイルが使用されます。
Windows用の実行可能インストーラーファイルは、こちらの方法では変更できません。変更されたWindowsインストーラーを作成するためには、まず、上述の通りに変更された.jarインストーラーを作成し、その後、「Launch4J」を使用して、それを実行可能ファイルに変換します。
より詳細な情報は、http://launch4j.sourceforge.net/を参照してください。