ガイド付きNLQは、レポート作成のスキルがほとんどないビジネスユーザーでも、データ分析を容易に行うことができます。使いやすく理解しやすいフィールドをビューに提供することで、ビジネスユーザーの経験を可能な限り成功に導きます。
このセクションでは、ビジネスユーザーを念頭に置いて、ビューレベルからガイド付きNLQの体験を向上させるためのチェックリストをまとめています。チェックリストの後、各オプションについて詳細を説明しています。
ガイド付きNLQをすべてのフィールドでオンするのではなく、不透明な値を持つフィールドなど、ユーザーが使用する可能性のないフィールドを除外することが合理的です。ガイド付きNLQのフィールドを制限することで、いくつかのメリットがあります。
実生活の中で多くの選択肢の中から選ばないといけない場合、どのような選択肢があるのか知りたい、自分の選択がどのような影響を与えるのか知りたくなります。ガイド付きNLQでは、フィールドの選択しを減らすことで、新しい情報を学ぶ際の負荷を軽減することができます。データセットをできる限りシンプルにすることで、ビジネスユーザーが最小限のサポートでガイド付きNLQを使い始めることができるようになります。
フィールドの使用を制限するには、ビューの自動分析設定の基本変数タブで行えます。
Yellowfinでは、NLQ対応のディメンションフィールドでフィルター値のキャッシングを行い、読み込み速度の低下の可能性を回避します。フィルターの値をキャッシュすることで、ユーザーが値の選択を求められたときに、利用可能な値の表示を高速化することができます。Yellowfinは、どのフィールドがキャッシュされると多くのシステムのリソースを使う可能性があるか判断し、そのフィールドに対して自動的にキャッシュを無効にします。ガイド付きは、ユーザーが質問した際に、キャッシュされていない値をフェッチします(ライブクエリ)。
このキャッシュ閾値は手動で調整することはできませんが、Yellowfinは、フィルター値のキャッシングとライブクエリを無効にするオプションが含まれています。「フィルター値を読み込む」のチェックボックスです。
フィルター値を読み込むのチェックボックスは、ビューの各フィールドで使用できます。例えば、Eメールアドレスフィールドには何十万の値を含まれているかもしれませんが、ガイド付きNLQユーザーは膨大なリストの中からEメールを選ぶことはありません。しかし、ユーザーが今月の新規アカウントをリストアップするために質問をし、個人的な挨拶メールをおくることができるようにしたい場合は、ガイド付きでもこのフィールドが必要になります。
このオプションをデータに適用するかどうかは、データ自体やユーザーがデータをどう使うかによります。例えば、ユーザーがフィルター値を読み込むオプションが無効になっているフィールドについて質問売る場合、ガイド付きNLQは手作業でフィルター値を入力するように足趾、該当する結果を表示します。ユーザーが「Monday」と入力し、データに類似した値「monday」、「Mon」、「mon」が含まれている場合、類似した値の結果は除外されます。経験則上、ガイド付きNLQ内でフィルターとして使用される可能性のあるフィールドでフィルター値の読み込みを無効にすることは、推奨されません。
フィルター値のキャッシングを無効にすると、多くのフィールドを持つビューや大量のデータを持つビューのシステムのリソースを節約することができます。例えば、スキーチームのチュートリアルデータでは、アスリートIDフィールドをガイド付きから除外することなく、フィルター値のキャッシングを無効にしています。
フィルター値の読み込みを無効にするには、ビューの自動分析設定から変更できます。設定の仕方については、Wikiページガイド付きNLQの設定ページをご確認ください。