参照コードは、各フィールド値にコードをマッピングすることで、数値およびテキストベースのデータを含むレポートで、より意味のある値を表示することができます。例えば、「Y」または「N」を含むテキストフィールドをマッピングすることで、「Yes」または「No」と表示できます。
システム管理者は、参照コードページでモデルを通して作成された既存の参照コードを編集できます。
参照コードのマッピングは、あらゆる種類のものに使用できます。以下に例を示します。
カスタマイズされた並べかえを例に挙げてみましょう。データは通常クエリーから英数字順で返されます。データに「Admin Staff」、「Management」、「Executive Management」が含まれる場合、レポート結果は以下のように表示されます。
Admin Staff | 500 |
Executive Management | 10 |
Management | 50 |
以下に示す順序のように、好みの並べかえ順に表示したい場合は、要件に合わせて各値に並べかえ順の番号をマッピングできます。以下のように表示するには、「Executive Management」が1、「Management」が2、「Admin Staff」が3と設定します。
Executive Management | 10 |
Management | 50 |
Admin Staff | 500 |
参照コードは、Yellowfinの管理コンソール内に保存されています。ページにアクセスするには、以下の手順に従います。
参照コードダイアログボックスには、詳細、値、翻訳 (ご利用の環境で多言語展開を有効化にしている場合)、更新の4つのタブがあり、それぞれが異なる機能を提供します。各タブの詳細は、以下を参照してください。
詳細タブでは、この参照コードでどの項目を有効および無効にするかを選択します。こちらで項目を変更すると、他のタブで利用できるオプションに影響します。
項目名 | 説明 |
名前 | この参照コードの名前を入力します。 |
カスタムソート | 有効にすると、デフォルトの並べかえ順を、独自のカスタムオーダーに変更できます。例えば、January = 1、February = 2と設定することで、月名を時系列で並べかえることができます。 このトグルはデフォルトで無効になっています。 |
カスタムカラー | 有効にすると、各値に色を割り当てることができます。こちらで設定した色は、グラフやフィルターにも使用できるので、値を簡単に識別し、レポートに一貫性を持たせることができます。 このトグルは、デフォルトで無効になっています。 |
カスタムイメージ | 有効にすると、各値にイメージを割り当てることができます。こちらで設定したイメージは、「一覧に含む」フィルター使用時に表示され、ユーザーの値選択をサポートします。イメージは、一覧の値の横に表示されます。 このトグルは、デフォルトで無効になっています。 |
値の空白を削除 | 有効にすると、値の先頭と末尾の空白を削除することができます。 このトグルは、デフォルトで有効になっています。 |
値タブでは、詳細タブで有効にした項目を定義します。例えば、詳細タブでカスタムソート項目を有効にしていない場合は、値タブで並べかえ項目は利用できません。
項目名 | 説明 |
コード | データベースで使用されている値で、新しいテキストに置き換えられます。 |
説明 | コードの代わりに、レポートやフィルター、グラフに表示されるテキストです。 |
並べかえ | 独自の並べかえ順を作成するために、こちらの項目に数字を入力します。後から並べかえ順にさらに値を追加する予定がある場合は、より柔軟な番号付けシステムを検討してください。例えば、上位3つのオプションに1,2,3と番号を付ける代わりに、10,20,30を使用することで、将来的に既存の値の間に素早く追加の値を挿入することができます。 |
色 | 項目をクリックして、値のカスタムカラーを定義します。 |
イメージ | 項目をクリックしてイメージ管理を表示し、値に関連する既存のイメージを選択します (または、アクセス権がある場合は、新しいイメージをアップロードします)。 |
プラス (+) ボタン | 一覧に新しい値を追加する場合、詳細をすべて入力したら、プラス (+) ボタンをクリックします。最後の項目を入力したら、必ずこちらのプラス (+) ボタンをクリックしてください。 |
CSVから投入します。 | これらの詳細を含む一覧が既にある場合は、こちらのリンクをクリックしてCSV ファイルをアップロードすることで、このタブに素早く値を入力できます。CSV ファイルには、コード、説明、並べかえの3つのフィールドを含めることができます。テキストフィールドを含むCSV ファイルをアップロードした後に、カスタムカラーおよびイメージを定義しなくてはいけません。 |
このタブは、Yellowfin内で多言語展開を有効にしている場合にのみ表示されます。こちらから翻訳する言語を選択し、参照コードの名前を入力して、各値に翻訳を提供します。
項目名 | 説明 |
言語 | ドロップダウンリストを使用して、ご利用の環境で利用可能な言語の一覧から別の言語を選択します。 |
名前 | この項目には、詳細タブの名前項目に入力した参照コード名の翻訳を入力します。上図の例で、参照コード名は「顧客タイプ」になっていますが、こちらには翻訳された「Demographic」を入力します。 |
コード | この項目には、値タブのコード項目と同じ値が表示されるので、翻訳する各値を確認できます。 |
デフォルト | この項目には、値タブの説明項目と同じ値が表示されるので、コード項目がご利用の環境のデフォルトの言語でどのようにマッピングされているかを確認できます。 |
翻訳 | この項目には、各値の翻訳を入力します。 |
並べかえ | 並べかえ項目は空欄にしておくことを推奨します。これは、値タブで設定した並べかえ順がデフォルトで適用されるため、閲覧者が使用している言語にかかわらず、コンテンツを同じ順序で表示するためです。 |
更新タブでは、コンテンツにマッピングされたコード値を更新する方法として、3つのオプションを提供します。
オプション | 説明 |
手動 | 引き続き各値を手動で入力したい場合は、こちらのオプションを使用します (または、値タブのCSVから投入します。リンクを使用して手動でインポートします)。 |
スケジュール同期 | 特定のデータソースから定期的に値を同期したい場合は、こちらのオプションを使用します。同期する頻度をスケジュール設定することができます。こちらのオプションの使用は、ひとつのフィールドに限定されていることに注意してください。 |
スケジュールされたクエリー | SQLクエリーを使用して定期的に値を更新したい場合は、こちらのオプションを使用します。これはフィールドに入力する最も簡単な方法ですが、SQLの知識が必要です。 |
データソースから値を同期するスケジュールを設定するには、以下の手順に従います。
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SQLクエリーを使用して参照コードフィールドに値を追加するには、以下の手順に従います。
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こちらのタブにはコードの現在の使用状況が表示されます。これは、コードを削除する前に、使用箇所を確認する場合に使用すると便利です。
新しい参照コードを作成する場合は、上記情報を参考に、以下の手順に従います。