次の図は、Docker Swarm 環境で実行されている典型的なYellowfin クラスタ環境を示しており、これには通常Docker導入例の大部分のコンポーネントが含まれています。こちらのアーキテクチャーでは、Yellowfin コンテナにリクエストをルーティングするためにTraefikを使用していますが、スティッキーセッションを使用する任意のコンテナ対応プロキシを代わりに使用することができます。
上図の詳細な説明は以下の通りです。
Docker Swarm上に単一インスタンスのYellowfinを導入する場合、Traefikはオプションコンポーネントです。Yellowfin インスタンスがひとつだけ実行されているので、リバースプロキシは必要ありません。
Docker Swarm上に複数の個別のYellowfin インスタンスを導入する場合、Traefikの導入はオプションです。この状況で導入された場合、Yellowfin インスタンスに直接ルーティングするDocker Swarm クラスタのポートを公開する代わりに、リクエストを個別のYellowfin 導入にルーティングすることができます。
単一のDocker サーバの場合、上記のアーキテクチャーは、Docker マスターノードとワーカー/スレーブノードがひとつのサーバであるという点で類似しています。この環境で実行している場合の例は提供していませんが、TraefikをYellowfin コンテナにリクエストをルーティングするように導入することができます。これを実現するには、Traefikのドキュメントを参照してください。
単一のDocker サーバにYellowfinをクラスタ化して導入する場合、Docker 環境にスティッキーセッションのプロビジョニングをサポートする外部ロードバランサーを備えることができれば、上図のTraefikを置き換えることができます。
Yellowfin オールインワンイメージを使用している場合、イメージに独自のデータベースが組み込まれているため、外部のYellowfinリポジトリデータベースは必要ありません。
YellowfinをDockerに導入する前に、要件に適した導入の形式を選択していることを確認してください。選択肢は以下の通りです。
YellowfinをDockerに導入する前に、以下の準備が必要です。