概要
レポートを定期的にローカルサーバのディスクに保存できます。サーバパス(または、UNCパス)を、管理項目で指定します。
ブロードキャストレポート保存の有効化
こちらのブロードキャスト機能を使用するには、適切なロール権限を有効化し、ディスクパスを設定します。
ロール権限の有効化
適切なロール権限を付与されたユーザーのみ、このブロードキャストオプションを使用できます。システム管理者は、この機能を有効・無効にするユーザーを指定します。
- 有効にするには、ロール設定ページへ移動します(「管理コンソール」>「ロール」に移動し、権限を有効にするロールを選択)。
- 「レポートビルダー」項目を展開し、「ブロードキャストレポート保存設定権」チェックボックスを選択します。
- 注意:変更内容を反映するには、一度ログアウトしてから、再度ログインしてください。
ディスクフォルダーの選択
システム管理者は、ブロードキャストレポートを保存するサーバパスを定義できます。これは、Yellowfinが起動しているローカルサーバになります。
注意:マルチテナント環境では、各クライアント組織でローカルサーバパスを定義しなくてはいけません。
- 「管理」>「システム構成」>「電子メール」に移動します。
- 「ディスクに保存の設定」項目を展開します。
- 「保存先のパス」項目に、レポートを保存するサーバパスを入力します。これは、UNCパスでも構いません。
- 「保存」をクリックします。
ディスクに保存ブロードキャストの作成
- レポートが(ドラフト(編集中)モードではなく)公開されていることを確認します。
- メインのナビゲーションメニューで、「ブロードキャスト」ボタンをクリックします。
- ブロードキャストポップアップで、「新規作成」ボタンをクリックします。
- 「ディスクに保存」オプションを選択します。
- ブロードキャストスケジュール設定ウィンドウが開き、次のオプションが表示されます。
ファイル名とタイプ
- ファイル名を提供します。(拡張子は必要なく、ファイル名のみで構いません。例:サンプルレポート)
- 送信されるレポートの形式を選択します。選択肢は、HTML、PDF、CSV、DOCX、XLSX、テキストです。
- ファイル名に日付を含める場合は「ブロードキャスト日付の追加」を選択します。
フィルター
レポートにフィルターが含まれる場合、ディスクに保存するレポートにどれを適用するのかを選択することができます。選択肢は、次の通りです。
- 現在のフィルター値
- デフォルトフィルター値
- 保存されたフィルターセット値(利用可能なセットの一覧が表示されます)
アラートに基づく配信ルール
例外レポートには、配信ルールが使用されます。特定の条件を満たした場合にのみレポートを配信する場合(例:収益が100,000を下回った場合)、アラートに基づくルールを追加しなくてはいけません。これは、「アラート」アイコンを選択することで実行できます。
アラートに基づく配信ルールを追加しない場合は、「連続」オプションを選択します。これにより、レポートは選択したスケジュールに基づき、単独で配信されます。
配信ルールを作成するには、以下の手順に従います。
- ブロードキャストウィンドウで、「アラート」アイコンを選択します。
- 「アラート配信ルール追加」リンクをクリックします。
- 以下のいずれかに基づきルールを作成できます。
- ひとつ以上のロウ(行)と一致:ひとつ以上のロウ(行)と一致した場合(例:トランザクションが$1,000を下回った場合)、または
- 結果セット全体に対して集約した値:レポートの合計がルールに一致した場合(例:売上合計が、$100,000を下回った場合)
- 条件を適用するフィールドを選択し、「フィールド追加」をクリックして、条件を適用します。
- 「送信・実行」をクリックして、保存します。設定したルールが、ブロードキャストスケジュールウィンドウに表示されます。
スケジュール
最後のステップは、ブロードキャストのスケジュール定義です。
- 頻度を選択します。
こちらで選択したオプションに応じて、さらに詳細な情報を提供しなくてはいけない場合があります。例えば、隔週を選択した場合、第1週、または第2週のどちらに配信するのか、そしてその曜日を選択しなくてはいけません。 - タイムゾーンと、配信のローカルタイムを設定します。これは、タイムゾーン項目を更新することで定義します。
- 特定の期間にレポートの配信をスケジュールする場合、「スケジュール期間」トグルを有効にします。そして、ブロードキャストを実行する開始日と終了日を選択します。
- ブロードキャストの実行が失敗した場合、失敗の通知を受信するユーザーを選択できます。「エラー通知」トグルを有効にして、通知先ユーザーを選択します。
保存
「送信・実行」ボタンをクリックして、ブロードキャスト設定を完了します。
ブロードキャストポップアップウィンドウから、設定したスケジュールを確認できます。