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概要

Yellowfinには、「クライアント組織」と呼ばれる機能があり、同一サーバインスタンス上に、複数のYellowfin仮想インスタンスを同居させることができます。これにより、ひとつの組織で作成されたコンテンツを、同一サーバにログインをする他の組織から非表示にすることができます。


クライアント組織は、二階層構造で構成されています。上層はデフォルト組織であり、すべてのクライアント組織とコンテンツを共有することができますが、クライアント組織で作成されたコンテンツは、その組織内でのみ使用することができます。

Yellowfinの標準インストールでは、クライアント組織はなく、デフォルト組織のみが存在します。クライアント組織は、クライアント組織作成時に割り当てられた一意のテキスト識別子である、「クライアント参照ID」により識別されます。YellowfinはこのIDを、「アクセスフィルター」として使用することができます。

より詳細な情報は、初期設定、およびコンテンツ管理を参照してください。

コンテンツ

クライアント組織のいずれかに属します。コンテンツの所有者は、コンテンツが作成された組織(デフォルト組織、またはクライアント組織)により決まります。


デフォルト組織に属するコンテンツは、クライアント組織からも参照することができ、同様のコンテンツを、複数のクライアント組織に渡って使用することができます。

ユーザー

ユーザーには、デフォルト組織と、ひとつ以上のクライアント組織へのアクセス権を付与することができますが、一度にログインできるのはひとつの組織のみです。グループもまた、両方の階層や複数の組織に渡って使用することができます。管理権限の基にユーザーを管理する場合、現在の組織(現在ログインをしている組織)へのアクセス権を持つユーザーのみが表示されます。例えば、現在デフォルト組織にログインしている場合、デフォルト組織へのアクセス権を持つユーザーのみが表示されます。


ユーザーのロールは、アクセス権を付与されているすべての組織に適用されます。例えば、ユーザーに管理者ロールが付与されている場合、アクセス権を持つすべのクライアントでも、対応する機能にアクセスすることができます。

管理

適切なロール権限を持つユーザーは、デフォルト組織とクライアント組織の両方で、システム構成やレポートスタイルページを使用することができます。クライアント組織に適用されたシステム構成設定は、その組織でのみ有効であり、クライアント組織ごとにシステム構成やスタイルを独自に設定することができます。これにより、クライアント組織間で異なる地域、統合、スタイルの設定が可能になります。