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概要

フィルターを使用することで、プレゼンテーション上のレポートに、一連の値でフィルターを適用できます。例えば、地域フィルターを適用することで、同じプレゼンテーション上で、地域に特化したデータを使用できます。Yellowfinでは、単一のフィルターと、フィルターグループを使用できます。

プレゼンテーション上でフィルターを機能させるためには、レポートに「ユーザープロンプトフィルター」を追加しなくてはいけません。これらのフィルターは、レフトサイドナビゲーションのフィルターパネルから、プレゼンテーション上の任意の箇所で使用できます。




フィルターウィジェット

フィルターは、フィルターウィジェットを通してプレゼンテーションに追加します。プレゼンテーションの左側からフィルターボタンをクリックすることで、フィルターウィジェットにアクセスします。

次のタイプのフィルターウィジェットを利用できます。

  • フィルター一覧(縦):縦方向に配置されたレイアウトで、プレゼンテーションにフィルターを表示します。



レフトサイドナビゲーションフィルター

レフトサイドナビゲーションフィルターを使用することで、ウィジェットを使用することなく、プレゼンテーションにフィルターを追加することができます。これにより、フィルターをプレゼンテーション上に永続的に表示するのではなく、スライドアウトパネルに表示する別のスタイルを提供します。

プレゼンテーションに直接追加するフィルターの一覧にアクセスするには、画面左側の上部にある「フィルター」ボタンをクリックします。


このレフトサイドナビゲーションフィルターボタンを確認するには、プレゼンテーションプロパティパネルで「左フィルター」のトグルを有効にしなくてはいけない点に注意してください。




フィルターパネル

フィルターウィジェットからフィルターパネルに、単一のフィルターやフィルターグループを追加できます(追加方法については、こちらの手順を参照してください)。追加されたフィルターはパネルに表示され、プレゼンテーション構築者およびエンドユーザーは、プレゼンテーション上でこれを利用することができます。

以下のダイアグラムおよび表は、フィルターパネルの基礎的な理解を示しています。



番号機能説明
1フィルターパネルのドラッグこちらのアイコンをクリックし、ドラッグすることで、フィルターパネルを移動します。
2

フィルタープロパティパネル

こちらのボタンは、フィルタープロパティパネルを表示します。より詳細な情報は、こちらを参照してください。
3フィルターパネルの削除こちらのボタンをクリックして、フィルターパネルを削除します。
4フィルターリンクこちらのボタンから、すべての、または複数のフィルターのリンクを手動で設定します(個別のフィルターをリンクするために、個別のオプションを使用できます)。より詳細な情報は、こちらを参照してください。
5フィルターこちらのボタンから、フィルターパネルにユーザープロンプトレポートフィルターを追加します。個別のフィルターや、フィルターグループを追加できるオプションも含まれています。より詳細な情報は、こちらを参照してください。
6メニューオプション

こちらのメニューオプションをクリックすることで、フィルターパネル上でアクションを実行します。選択肢は、以下の通りです。

  • 閉じる:こちらのオプションは、フィルターパネルを縮小して、レポートの表示に割り当てるスペースを最大化します。レフトサイドナビゲーションフィルターボタンをクリックすることで、いつでもフィルターにアクセスすることができます。
7フィルターこちらのパネルに追加されたフィルターです。トグルを使用してフィルター値、または「すべて」を選択します(以下を参照してください)。
8すべて選択一覧内のすべてのフィルターを選択します。こちらは、一覧がある場合にのみ表示されます。
9フィルターの順序変更アイコンを使用して、フィルターの順序を変更します。
10個別のフィルターメニュー

選択したフィルターのメニューを表示します。選択肢は、以下の通りです。

  • リンク:プレゼンテーション上の別のレポートへ、個別のフィルターのリンクを手動で作成します。
11プレゼントフィルターブックマークフィルターを適用したプレゼンテーションをブックマークしたり、保存されたブックマークを適用します。より詳細な情報は、こちらを参照してください。
12キャッシュされたフィルターの更新こちらのボタンから、キャッシュされたフィルターの値を更新します。こちらのボタンは、フィルターにキャッシュされた値が含まれる場合にのみ表示されます。
13フィルターリセット選択したフィルター値を削除して、フィルターをデフォルト値へリセットするか、何も選択していない状態へ戻します。
14適用選択したフィルター値を適用します。
注意:11,12,13,14で、フィルターコントロールを構成しています。これらは、プレゼンテーションユーザーの使用のために、常にフィルターパネルの最後に表示されます。



フィルターウィジェットの使用方法

こちらの手順では、フィルターウィジェットを使用して、プレゼンテーションにフィルターを追加する方法を紹介します。開始する前に、ユーザープロンプトフィルターを含むレポートをプレゼンテーションに追加します。


  1. プレゼンテーションビルダーの「フィルター」アイコンをクリックし、「フィルターウィジェット」一覧を表示します。



  2. 次に、プレゼンテーション上のフィルターを表示したい位置へ、フィルターウィジェットをドラッグします。
  3. ドロップした位置にフィルターパネルが表示されます(注意:フィルターパネルの概要については、こちらをクリックしてください)。
  4. + フィルター」ボタンをクリックして、こちらのパネルにレポートフィルターを追加します。



  5. フィルター」を選択して個別のフィルターを追加するか(複数追加することも可能)、「フィルターグループ」を選択してフィルターグループを追加します(今回の例では、フィルターを選択します)。
  6. 利用可能なレポートフィルターを表示するポップアップが表示されます。任意のレポートから、追加するフィルターを選択することができます。
    注意:フィルターを含むレポートがなければ、ポップアップに次の通知が表示されます。「レポートを追加」リンクをクリックすることで、左側にレポートタブが開きます。



  7. ひとつ以上のフィルターのチェックボックスにチェックを入れて、追加するフィルターを選択します。または、「すべて選択」トグルを有効にすることで、ポップアップ内のすべてのフィルターを選択します。「すべてクリア」を選択することで、これを解除できます。



  8. ポップアップの下部にある「保存」ボタンをクリックして、フィルターを追加します。



  9. 以下の例に示すように、プレゼンテーション上のフィルターパネルに、追加したフィルターが表示されます。



フィルターデフォルト値の追加

プレゼンテーションフィルターにデフォルト値を設定できます。詳細は、こちらを参照してください。



フィルター入力表示の変更

フィルター入力や値は、レポート内でこれらに適用された表示スタイルとともにプレゼンテーションに表示されます。しかし、特定のフィルターの入力表示タイプは、レポート内ではなく、プレゼントビルダーからこれを変更することができます。入力スタイルはフィルタータイプに応じて、チェックボックス、一覧、ポップアップ、ドロップダウン、ラジオボタンに変更できます。

これは、レポートフィルターが以下のすべての条件を満たす場合に可能です。

  • フィルターが、その値を一覧形式で表示するように書式設定されている。フィルターの値入力方法が、レポート内で「値一覧選択」になっていることを確認してください。
  • フィルターが定義済み、またはキャッシュされた値を含む日付フィルターではない。



変更方法は、以下の通りです。

  1. フィルターウィジェットを使用して、フィルターを追加します。
  2. 個別のフィルターのボタンをクリックしてメニューを表示し、「入力スタイル」オプションを選択します。
  3. オプションの一覧から、新しい入力スタイルを選択します。



  4. フィルターの入力スタイルが更新されます。




フィルターのプロパティ

フィルタープロパティパネルでは、次の設定をすることができます。



プロパティの名前説明
名前フィルターの名前です。これは、編集することができます。この名前はコードモードに表示されるので、フィルターコードを簡単に編集できます。
横並びこちらを有効にすることで、フィルターを横並びで表示します。デフォルトでは、フィルターは縦方向に表示されます。
リセットを非表示フィルターリセットオプションを非表示にします。
表示名を非表示フィルター表示名を非表示にします。
表示名フィルターパネルに表示されるフィルター名です。これは、編集することができます。
コントロールパネルを非表示エンドユーザーに、フィルターパネル上のコントロールボタンを非表示にします。これには、ブックマーク、リセット、適用ボタンが含まれます。プレゼントユーザーは、これらのフィルター機能を利用できなくなります。
フィルターの自動実行

有効にすることで、フィルター値の選択、または変更時に、「適用」ボタンを使用することなく、レポートを自動実行します。

注意:システム管理者は、値が選択されてからレポートが実行されるまでの時間を指定することができます。

これは、「コンテンツ設定」>「レポート設定」>「レポートビルダーの設定」>「フィルター自動実行までの秒数」から設定できます。

適用ボタンの位置適用」ボタンを含めて、フィルター制御パネルの配置場所を指定できます。ボタンおよび制御パネルは、フィルターパネルの上、下、または両方に表示できます。
アクション
クリックイベント

選択したウィジェットがクリックされたときに、トリガーになるイベントを選択します。イベントの選択肢は、次の通りです。

  • なし:ウィジェットをイベントのトリガーにしない場合は、こちらを使用します。
  • 次のサブタブ:同じプレゼンテーション内で次のタブへ移動します。
  • 前のサブタブ:同じプレゼンテーション内で前のタブへ移動します。
  • フィルターのリセット:フィルター選択をクリア、またはデフォルト値が設定されている場合は、フィルターをデフォルト値にリセットします。
  • ダッシュボードのリセット:ユーザーが実行したすべてのインタラクションのクリアや、適用されたすべてのフィルターを削除することで、プレゼンテーションを更新します。
  • レポートへ移動:指定したレポートへ移動します。移動先のレポートは、レポートUUIDを提供することで、指定できます。
  • サブタブへ移動:同じプレゼンテーション内で、順序が指定された任意のサブタブへ移動します。例えば、四番目のサブタブへ移動するには「サブタブ#」項目に4と入力します。サブタブの順序は、1から始まる点に注意してください。
  • URLへ移動:指定されたURLを使用して、外部リンク、またはページへ移動します。リンク先を新しいタブやウィンドウ、または現在のウィンドウに開くことができます。(より詳細な情報は、以下URLおよびターゲット設定項目を参照してください。)
レポートIDレポートへ移動」クリックイベントを使用してレポートへ移動する場合は、移動先レポートのUUIDを提供します。
サブタブ#サブタブへ移動」クリックイベントを使用してサブタブへ移動する場合は、サブタブの順序を入力します。
URLURLへ移動」クリックイベントを使用して外部ページへ移動する場合は、ページの完全URLを提供します。
ターゲット

URLへ移動」クリックイベントを使用して外部ページへ移動する場合は、ページターゲットを指定します。選択肢は、次の通りです。

  • 新規タブ/ウィンドウ:使用しているブラウザ設定に応じて、URLページを新しいタブ、またはウィンドウに開きます。注意:大部分のブラウザのデフォルトはウィンドウですが、コンピューターのショートカットを使用して、新規タブに開くこともできます(Windowsの場合はCtrl、Macの場合はCmd)。
  • 現在のウィンドウ:現在のウィンドウにページを開きます。
  • 親フレーム:YellowfinがiFrameとして組み込まれている場合、新規ページは親フレーム内で開きます(つまり、そのコンテンツが表示されます)。親フレームとは、Yellowfinフレームが組み込まれいてるフレームです。
  • 現在のフレーム:YellowfinがiFrameとして組み込まれている場合、URLページのコンテンツは現在のフレームに開きます。現在のフレームとは、Yellowfinを組み込んでいるフレームです。


関連項目