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概要


テーブル条件を使用することで、特定のテーブルから返されるデータを制限することができます。例えば、セールステーブルのクエリ―を、特定の製品の取引のみに制限したい場合に使用することで、ユーザーは、テーブル内のすべてのデータに対してクエリ―を実行する必要がなくなります。


条件の作成



  1. レポートデータページで、フィルタリングの対象として選択するフィールドです。例:Cost
  2. ドロップダウンメニューからフィルターが使用する演算子を選択します。例えば、0より大きい場合、のように設定します。
  3. 条件とする値を入力します。
  4. 条件演算子のANDやORとカッコを組み合せることで、より複雑なフィルタリングを作成することができます。
  5. 条件演算子に、ANDやORを使用することで、複数のフィルターを設定することができます。例えば、年齢が51歳以上、または性別が女性のみ、という条件を設定することができます。
  6. 上に移動」、「下に移動」ボタンを使用することで、条件の適用順序を定義することができます。こちらで設定する条件の順序は、そのままクエリ―結果に反映されます。
  7. 条件ロジックには、上で定義したフィルターのサマリーが表示されます。設定が完了したら、表示を更新するために、「更新」をクリックしてください。

フィルターを定義する際には、入力した値に対応する演算子をドロップダウンから選択します。ドロップダウン内のオプションは、フィルターが適用されるフィールドのタイプによって異なります。

演算子の種類は、以下の通りです。

演算子説明

等しい(=)

指定したひとつの数字や、文字列と等しい

より大きい(>)

指定したひとつの数字や、文字列より大きい

以上(≧)

指定したひとつの数字や、文字列以上

より小さい(<)

指定したひとつの数字や、文字列より小さい

以下(≦)

指定したひとつの数字や、文字列以下

と異なる(≠)

指定したひとつの数字や、文字列と等しくない

の間(~)

日付や年齢のような、比較可能な値が、変数1と変数2の間にある

の間でない

日付や年齢のような、比較可能な値が、変数1と変数2の間にない

一覧に含む

指定したひとつ以上の数字や、文字列が含まれる

一覧に含まない

指定したひとつ以上の数字や、文字列が含まれない

IS NULL

選択した属性の値がNULL(パラメーターは設定できません)

IS NOT NULL

選択した属性の値がNULLでない(パラメーターは設定できません。)

Like

指定した文字、文字列を含む、もしくは一致する(前後に%や_といったワイルドカードを指定する必要があります)

で始まる

指定した文字や、文字列で始まる

で終わる

指定した文字や、文字列で終わる

条件の新規作成



  1. 条件を設定したいテーブルを選択し、「テーブル属性の編集」をクリックします。ビューオプションパネルに、テーブルのプロパティが開きます。
  2. 条件」の項目で展開用アイコンをクリックし、「+追加」をクリックします。条件作成ポップアップが開きます。
  3. 新規」ボタンをクリックして、条件を作成します。条件を設定するカラム(列)を選択します。演算子を選択して、値を入力します。「追加」ボタンをクリックして、条件を一覧へ追加します。
  4. 同様にして、条件を追加していきます。ANDやORの演算子、カッコを使用することで、複雑な条件を作成することができます。

    保存して閉じる」ボタンをクリックしてポップアップウィンドウを閉じると、変更内容が反映されて、設定した条件が、テーブルプロパティの条件項目に表示されます。

日付条件


ビューに日付条件を設定して、結果を制限したい場合があります。例えば、過去90日間のデータのみを返す、等の設定をすることができます。これは、ビューテーブルに、「日付条件」を設定することで、実行することができます。


  1.  条件作成ポップアップで、フィルターを設定したい日付のフィールドを選択します。選択した日付フィールドに基づき、「現在の日付」オプションが表示されます。
  2.  条件を設定するために「+」、または「-」を選択し、関連する日数を入力します。
  3.  「追加」ボタンをクリックして、条件を一覧に追加します。「保存して閉じる」ボタンをクリックすると、設定が保存され、条件作成ポップアップが閉じます。

動的条件


動的条件は、ユーザーが設定した条件に基づいて適用されます。例えば、ユーザーが表示したい通貨で、通貨データを表示することができます。通貨変換テーブルがあれば、表示したい通貨で計算フィールドを作成することができます。


動的条件は、様々な場面で使用することができます。例えば、メトリック(数値)の経験測度への変換、通貨の変換、製品説明の翻訳に使用することができます。

動的条件の仕組み

動的条件は、データを「通貨」などの変換テーブルと結合することで機能します。このテーブルは、目的の通貨ごとに複数の値を持ちます。結合に条件が何も適用されていなければ、通常、複数のレコードが作成されます。

そこで、動的条件を使用して、ユーザーに対して1種類の通貨だけを使用するようにします。これは、ユーザープロフィールで選択した通貨に応じて、ユーザーごとにカスタマイズされます。

動的条件の作成

動的条件の作成手順は、以下の通りです。

  1. まずは、上記で紹介した手順で、条件を作成します。
  2. 動的オプションにチェックを入れると、これまでとは別のオプションが利用可能になります。
  3. 使用する可能性のある各値に対して、コードを設定する必要があります。「動的フィルターコード作成」をクリックし、参照コード作成時と同様の手順で、コードを作成します。
  4. 利用可能なユニークな各コードに対して、レコードを作成する必要があります。今回の例では、データに含まれる各通貨に対して、レコードを作成します。最初の値は、コード、またはデータベーステーブル内にある値でなくてはいけません。次の値は説明です。こちらは、ユーザーがオプションを選択する際に、参照することになります。最後の値では、並び順をカスタマイズすることができます。例えば、最も頻繁に選択される値を一覧の上位に表示することで、素早く選択にできるようになります。
  5. 設定が完了すると、画像のようなコード一覧が表示されます。「保存して閉じる」ボタンをクリックして、設定を終了します。
  6. 動的フィルターコード」一覧から、コードを選択し、それに対応するデフォルト値を選択します。(ユーザーがプロフィール設定で優先する値を選択していない場合は、こちらで選択した値がデフォルト値として使用されます。)「保存して閉じる」ボタンをクリックし、設定内容を反映します。
  7. 下記の画像のように、設定した条件が表示されます。


動的条件に対するユーザーの値の定義

動的条件を作成すると、ユーザーはどの値を使用するのか、選択することができます。

  1. メインのナビゲーションバーで、「ユーザー名」をクリックして「プロフィール設定」を選択します。
  2. プロフィール設定ページでは、「動的フィルター」が利用できるようになっています。こちらの例では、「Currency」です。(このように、動的フィルターコード名が表示されます。)そして、利用可能な値がドロップダウン一覧で表示されます。適切な値を選択してください。
  3. 保存」ボタンをクリックして、設定を反映します。 

条件のクリア


テーブルから条件を削除したい場合は、ビューオプションの条件の項目で、「クリア」ボタンをクリックします。テーブルに関連する、すべての条件が削除されます。