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概要


レポートフィルターを使用することで、返されるデータ量を、必要に応じた特定のサブセットに制限することができます。


レポート作成に、すべてのデータを必要としない時もあります。条件やフィルターをクエリ―に適用することで、必要なデータのみを使用することができます。以下に、条件やフィルターの使用方法について説明します。

フィルターを使用しない場合「Booking Method」をフィルターに使用した場合

表には、すべての予約方法(Booking Method)における、プロセスの各ステップが表示されます。

Booking Method」が「Email」のデータのみ表示されます。


フィルターの追加



  1. 以下のいずれかの方法により、フィルターに使用するフィールドを指定します。
    1. ビューフィールド一覧上部から、キーワードを入力して検索する。

    2. 対象のフィールドが保存されているカテゴリーフィールドを開く。

  2. クリックをしてフィールドを選択します。複数のフィールドを一度に追加する場合は、Ctrl、Command、またはShiftキーを押したままフィールドを選択します。
  3. フィルター一覧にフィールドをドラッグします。

 データステップ画面の右側にあるパネルを使用することで、フィルターのプレビューをすることができます。必要に応じて、フィールドを追加します。フィルターに使用するフィールドを追加したら、これらに値や書式などの、ロジックや条件を定義しなくてはいけません。より詳細な情報は、フィルター設定、またはフィルターの書式を参照してください。

集約フィルター

売上額合計、といった値をフィルターするために、フィールドに集約を適用することができます。例えば、売上額にフィルターを適用する場合、各レコードをフィルターし、集約された値をフィルターすることで、その地域の合計が表示されることになります。

データステップのフィルター一覧にフィールドが追加されると、フィールドのドロップダウン一覧から、集約フィルターを適用することができます。

フィルタータイプ



ビュー定義計算フィールド

ビュー定義フィルターを使用することで、レポートにフィルターや条件を追加しやすくなります。これらのフィルターは特に、以下のような場面で有用です。

  1. 場所、ビジネス部門、日付範囲、のように、フィルターがレポート作成者により定期的に使用される場合。
  2. フィルター条件や計算式が特に複雑な場合に、レポート毎ではなく、ビューに定義しておくことができます。

ビュー定義フィルターは、レポートビルダーのデータステップのフィールド一覧で、 アイコンで表示されます。レポートにビュー定義フィルターを追加するためには、フィールド一覧から対象のフィールドを選択し、フィルター一覧にドラッグします。ビュー定義フィルターは、ビューレベルで設定されているため、レポートビルダーからフィルターの内容を編集することはできません。

より詳細な情報は、ビュー定義計算フィルターを参照してください。

ビュー定義フィルターグループ

ビュー定義フィルターグループを使用することで、レポート作成時に、共通のフィルターセットを使用することができます。これらのフィルターは、各ユーザーがレポートごとに同様のフィルター設定をする時間を節約するために、ビューレベルで書式設定や、定義がされています。

 ビュー定義フィルターグループは、レポートビルダーのデータステップのフィールド一覧で、  アイコンで表示されます。ビュー定義フィルターグループをレポートに追加するためには、フィールド一覧から対象のフィールドを選択し、フィルター一覧にドラッグします。ビュー定義フィルターグループは、ビューレベルで設定されているため、レポートビルダーからフィルターの内容を編集することはできません。

より詳細な情報は、ビュー定義フィルターグループを参照してください。

レポート定義フィルター

レポート定義フィルターは、レポート作成者により、レポートビルダーのデータステップで、フィルター一覧に追加されるフィールドです。レポート作成者により、条件や値が定義されるため、レポートユーザーが値を指定することはできません。

ユーザー定義フィルター

ユーザー定義フィルターは、レポート作成者によりレポートビルダーのデータステップのフィルター一覧に追加されるフィールドです。レポート作成者は、フィルターの条件や書式を定義しますが、値の入力はユーザープロンプトに設定されます。そのため、レポートユーザーはレポート実行時に、フィルターの値を指定することができます。

より詳細な情報は、ユーザープロンプトを参照してください。

パラメーター

パラメーターは、レポート作成者によりビュー内で定義され、レポートビルダーのデータステップでフィルター一覧に追加される、特別なタイプのフィールドです。パラメーターは、レポートビルダーのデータステップのフィールド一覧に、アイコンで表示されます。パラメーターは、フィルターや計算フィールドから参照されます。パラメーターの設定はビューレベルで行われるので、レポートビルダーから編集することはできません。

パラメーターは、上記のユーザー定義フィルターのように、ユーザーにより値を入力するようにデザインされており、設定された値は、レポートの他のコンポーネントに渡されます。


より詳細な情報は、パラメーターを参照してください。

アクセスフィルター

アクセスフィルターは、データソース接続レベルで定義され、その後ビューに適用されることで、レポート内で使用することができます。これらのフィルターは、レポートを閲覧しているユーザーに基づき、レポート結果を制限するためにデザインされています。例えば、オーストラリアの営業担当者は、オーストラリアでフィルターが適用された売上レポートを閲覧するでしょうし、オーストラリアとニュージーランドの営業マネージャーは、両者でフィルターが適用された売上レポートを閲覧するでしょう。

アクセスフィルターは、適切なロール権限を持つ高度なレポート作成者により、レポートビルダー内で、有効/無効を切り替えることができます。それ以外の場合は、フィルターを適用できるようにデザインされていたとしても、標準的なレポート作成者やユーザーには、表示されません。

より詳細な情報は、アクセスフィルターを参照してください。

フィルターの削除


フィルター一覧で削除するフィールドを選択し、一覧内に含まれないように、枠外へドラッグします。(以下の画像を参照してください)