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概要

サマリーは、より詳細なレポートの一部として、より高いレベルのデータをユーザーに提供するために、集約された合計を作成します。複数のタイプのサマリーを、表に含めることができます。



  1. フィールド合計

  2. カテゴリー別小計
  3. セクション合計
  4. セクションサマリー表
  5. 総合計


作成するサマリーに応じて、以下のタイプを選択してアクセスすることができます。


記号サマリータイプ説明
合計フィールド内のすべての値を加算して、合計を算出します。
平均合計を算出するフィールド内のすべての値の平均値を算出します。
個数合計を算出するフィールド内の値の個数を数えます。
Count Distinct合計を算出するフィールド内の一意の値の個数を数えます。
合計(計算フィールド)

フィールドが計算式である場合のみ使用することができ、その計算式を使用して合計を算出します。

注意:計算フィールドの合計を表示するためには、すべてのフィールドが計算式に含まれていなくてはいけません。

  • また、レポートへの追加も必要です。
  • そして、レポートにその合計サマリーを表示しなくてはいけません。


標準的な表サマリー



集約の合計

標準的なカラム(列)、ロウ(行)ベースの表のフィールドに合計を追加するには、以下の2通りの方法があります。

フィールドドロップダウン

  1. 以下のいずれかの方法により、フィールドのドロップダウンメニューをクリックします。

    1. カラム(列)/ロウ(行)一覧から
    2. 表のプレビューから
  1. 一覧から「合計」オプションを選択し、サマリーに使用したい集約を選択します。
  2. フィールドに合計が表示されます。

カラム(列)の書式メニュー

  1. メインのナビゲーションバーから、「カラム(列)の書式」メニューをクリックします。
  2. メニューの左側にあるレポートフィールド一覧パネルから、合計を適用するフィールドを選択します。
  3. 利用可能なオプションを確認するために、メニューの「サマリー」項目を開きます。

  4. 合計の集約」オプションを定義します。

    フィールドのドロップダウンメニューではなく、カラム(列)の書式メニューを使用することで、使用する集約を選択するだけでなく、様々なオプションを使用することができます。詳細は、以下で説明します。
  5. フィールドに合計が表示されます。

ラベルの表示

  1. メインのナビゲーションバーから、「カラム(列)の書式」をクリックします。
  2. メニューの左側にあるレポートフィールド一覧パネルから、ラベルを適用するフィールドを選択します。
  3. 利用可能なオプションを確認するために、メニューの「サマリー」項目を開きます。
  4. ラベルの表示」を「有効」にします。
  5. 合計にラベルが表示されます。ラベルは、合計に使用されている集約を反映するため、カスタマイズすることができません。

スタイル

  1. メインのナビゲーションバーから、「カラム(列)の書式」をクリックします。
  2. メニューの左側にあるレポートフィールド一覧パネルから、合計のスタイルを適用するフィールドを選択します。
  3. 利用可能なオプションを確認するために、メニューの「サマリー」項目を開きます。
  4. スタイル」を「カスタム」に設定します。
  5. 使用する書式を適用します。これは、選択したフィールドの合計セルの表示のみをカスタマイズします。

小計


小計は、表内に複数のディメンション(次元)フィールドがあることで、カテゴリーごとに複数のレコードがある場合に使用され、カテゴリーごとに合計値を表示する場合に有用です。以下の例では、年ごとに複数のロウ(行)が存在することから、年ごとに小計を使用することができます。

注意:小計を表示するためには、小計行を設定するカラム(列)に合計が適用されていないくてはいけません。例えば、上記の場合、「Year」フィールドに小計を設定しますが、「Invoiced」フィールドには合計が適用されます。

  1. メインのナビゲーションバーで、「カラム(列)の書式」をクリックします。
  2. メニューの左側にあるレポートフィールドパネルから、小計を適用するカテゴリーを選択します。

  3. 利用可能なオプションを確認するために、メニューの「サマリー」項目を開きます。
  4. 小計」を「有効」に設定します。
  5. カテゴリーごとに、合計が適用されたメトリック(数値)が、小計行に表示されます。

小計を使用する場合、レポート表示を見やすくするために、「重複表示の排除」オプションとの組み合わせが頻繁に使用されます。設定方法は、以下の通りです。

  1. メインのナビゲーションバーで、「カラム(列)の書式」をクリックします。
  2. メニューの左側にあるレポートフィールド一覧パネルから、小計を適用したカテゴリーを選択します。
  3. 重複表示の排除」オプションを「有効」にします。
  4. レポート表示が見やすくなります。


合計や小計は、テーブルまたはセクションの先頭に移動できるため、合計はロウ(行)の先頭、またはカラム(列)の左、小計は表内のセクションのロウ(行)の先頭、またはカラム(列)に表示されます。カラム(列)の書式で、「合計の表示位置を移動」(および、「小計の表示位置を移動」)を有効にすると、表の先頭に合計が、セクションの先頭に小計が表示されます。


セクションサマリー



セクションサマリー

  1. メインのナビゲーションバーで、「セクションの書式」メニューをクリックします。
  2. レポート上部のセクションサマリー表で、カテゴリーとして使用するフィールドを選択します。
  3. メニューを閉じます。画面上部にセクションサマリー表が表示され、個別のセクションにリンクされます。

セクション合計&ラベル

  1. メインのナビゲーションバーで、「セクションの書式」メニューをクリックします。
  2. セクション合計」を有効にして、必要に応じて「ラベルを表示」オプションも有効にします。

  3. レポートの各セクションに合計行が表示されます。

総合計

  1. メインのナビゲーションバーで、「セクションの書式」メニューをクリックします。
  2. 総合計」オプションを「有効」にします。
  3. 最後のセクション下部に、レポート全体を合計する総合計行が表示されます。

クロス集計サマリー



カラム(列)合計

  1. レポートプレビューで、カラム(列)ヘッダーのフィールドドロップダウンメニューをクリックします。
  2. ドロップダウン一覧から「カラム(列)合計」オプションを選択します。
  3. 各カラム(列)に、カラム(列)合計が表示されます。

ロウ(行)合計

  1. レポートプレビューのロウ(行)ヘッダーで、フィールドドロップダウンメニューをクリックします。
  2. ドロップダウン一覧から「ロウ(行)の合計」を選択します。
  3. 各ロウに、ロウ(行)合計が表示されます。



小計

クロス集計レポートの様々なレベルで小計が機能するようになりました。カラム(列)全体のロウ(行)の合計や、ロウ(行)全体のカラム(列)の合計を計算できます。カラム(列)の合計とロウ(行)の合計の合計を得ることもできます。これは、総合計にも適用できるため、ロウ(行)とカラム(列)にまたがり、2つの異なるセクションの合計を得ることができます。詳細は、以下の例を参照してください。

カラム(列)上のロウ(行)の小計


ロウ(行)上のカラム(列)の小計