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概要

仮想テーブルを利用して、派生フィールドを返すSQL文をビューに挿入し、これを論理的なテーブルとしてビューで使用することが可能です。

仮想テーブルには、以下の利点があります:

  • クエリーが返すデータの総量を減らすことができます。
    仮想テーブルに複雑な計算や関数を含めることができます。結果がレポートに返される前にこれらが実行されることで、時間を節約しレポートの複雑さを軽減することができます。
  • データベースのメンテナンスを減らすことができます。
    仮想テーブルをデータベース上の集計テーブルの代替として使用できる場合があります。これらの集計テーブルは、メンテナンスにコストがかかります。仮想テーブルは、集計テーブルと同じデータを返すことができ、リアルタイムのデータ分析を可能にします。

仮想テーブルの作成

  1. 仮想テーブルを作成するには、テーブル一覧にある「仮想テーブル」アイコンをキャンバスの上にドラッグします。
  2. 仮想テーブルには、「SQL」というリンクが追加されています。クリックすると「仮想テーブル」ウインドウが開きます。

    このウインドウではテーブル名称の更新と、派生フィールドを作るためのSQLを挿入することができます。

    注意: SQL文にはソート順を含むことができません。レポートの実行失敗の原因になります。SUMなど関数を適用するカラムには、文としてカラム名を明示的に設定してください。Yellowfinではそのカラム名を使用します。
  3. 「SQLのテスト」をクリックしてSQLをテストします。
  4. 「保存」をクリックして作成したSQLを保存します。SQLが返すカラムの一覧が表示されます。

仮想テーブルSQLの編集

仮想テーブルのSQLを編集するには、「仮想テーブル」ウインドウで「編集」をクリックしてSQLエディターを開きます。

その仮想テーブルのカラムが、既にビューに使用中である場合には、SQLへの変更がビューに与える影響にも留意してください。たとえば、ビューで使用中のカラムを削除したり、名前を変更したりすると、ビューからそのカラムが参照できなくなります。