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概要

ユーザープロンプトフィルター値の選択をユーザーにとってできるだけ簡単なものにするには、手動で値を入力するように求めるのではなく、フィルターをキャッシュして一覧を作成するのが賢明です。また、関連するフィルター間の従属関係を作成しておくと役立ちます。

たとえば、Product TypeProduct Codeというフィルターがある場合、Product CodeをProduct Typeに従属させると、ユーザーがタイプを指定したときに、全部の一覧ではなく、そのタイプに属する製品のみを表示できます。

設定

  1. 必要なフィルターをレポートに追加します。
    1. フィルターが従属関係にしたがって表示されていることを確認します。これにより、ユーザーがより理解しやすいものになります。
    2. ユーザーがフィルターを使用できるように、「ユーザープロンプト」のままにします。

      この例では、「Camp Region」、「Camp Country」、「Camp Name」がフィルターとして使用され、必要に応じてユーザーが複数の値を選択できるように、「一覧に含む」にすべて設定されています。
  2. 従属関係構造の第1レベルのフィルターをキャッシュします。
    1. データ」ステップまたは「表示」ステップで、メニューリボンの上部にある「フィルターの書式」メニューをクリックします。
    2. 表示されたドロップダウンメニューから第1レベルのフィルターを選択します。
    3. 入力スタイル」メニューを開き、入力タイプを「一覧から値を選択」に設定して、値を「キャッシュされた値」に設定します。
    4. 今すぐ更新」をクリックし、フィルター値の一覧を生成します。
  3. 第2レベルのフィルターが第1レベルに従属するように設定します。
    1. フィルターの書式」メニューで、左側にある「フィルター」一覧から第2レベルのフィルターを選択します。
    2. 表示」メニューを開き、「従属先を表示」の値を第1レベルのフィルターに設定します。
  4. 前と同様に、第2レベルのフィルターをキャッシュします。
    1. このフィルターに対してステップ2の手順を繰り返します。

      注意:従属関係とキャッシュが正しく設定されると、第1レベルのフィルターの値が選択されるまで、第2レベルのフィルターは非表示になります。第1レベルフィルターの値が変更されるたびに、第2レベルフィルターの値の一覧が更新されます。
  5. 残りのレベルについても従属関係を設定します。
    1. 残りの各フィルターレベルで、そのすぐ上のフィルターレベルへの従属関係を設定してから、そのフィルターをキャッシュする必要があります。


      これらのステップを完了すると、レポートでフィルターが使用可能になり、それらのフィルターは上位レベルのフィルターが選択されると表示され、その選択が変更されると更新されます。

用途

この例では、地域に「Europe」を選択すると、データベース内にレコードが存在する国が、第2レベルのフィルターに表示されています。

次に、国に「Germany」を選択すると、ドイツ内のすべてのサイトが表示されます。

最終的に、ユーザーは表示するサイトを定義して、フィルターを適用します。