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9.5 リリースのフォローアップとして、リリース後に確認されたいくつかの問題に対処しました。
不具合改修
- クライアント組織でシステム構成>システムタブが保存できなかった事象を解消しました。
- 特定の条件下にて、埋め込みタグ使用時にCSSがロードできていなかった事象を解消しました。
Yellowfin 9.5
このリリースでは、既存のツールセットに合理化されたプロセスや、機能的改善を追加しています。Yellowfin 9.5は、データ準備におけるキャッシュ速度が強化され、大容量のPDFエクスポートをバックグラウンドで実行できるオプションを導入することで、より迅速なエクスペリエンスを提供します。また、お客様からのフィードバックに基づき、新しい構成オプションをいくつか追加しています。
これら機能についてより詳細な情報は、以下のリリースノートをご確認ください。
非互換の変更
インフラストラクチャー
- 内部の双方向暗号化をTriple DESからAES 256 with GCMに変更しました。これにより、カスタムログインウィンドウやJava 8環境で不安定性やアクセス問題が発生する可能性があります。(詳しくはこちら)
機能強化・拡張
インフラストラクチャー
- Jackson Databindライブラリを2.12.1にアップデートしました。
- 同梱しているTomcatのバージョンを9.0.43にアップデートしました。
- common-ioを2.2から2.8.0にアップデートしました。
- ダッシュボードの承認ワークフローにおけるセキュリティを強化しました。
- 最大ファイルアップロードサイズを指定できるようになりました。(詳しくはこちら)
- JWTトークンを受け取り、その内容を使って新しいセッションを提供する、新しいJWTエントリーメカニズムを実装しました。(詳しくはこちら)
- パフォーマンス改善のため、いくつかのページでJavascriptロード処理を見直しました。
- テーブルのメタデータをキャッシュすることで、ビュー編集時のパフォーマンス改善を行いました。これにより大きなビューや低速のデータソースを使用する際の待ち時間を短縮できます。
- Snowflake使用時のパフォーマンスの改善を行いました。
- 非ユーザーのログイン失敗をEventテーブルに出力できるようなオプションを追加しました。(詳しくはこちら)
- Eventテーブルへの出力対象外にしたいEventTypeCodeを指定できるようになりました。
- ログ出力時のReportEditKeyの検証を強化しました。
- GMTオフセットタイムゾーン(例:GMT+9)に対応しました。
JS API
- 新しいPublishUUID属性を追加しました。これは、新規および更新されたウィジェットのコードモード/JS API/コードウィジェットでのWidgetUUID属性の使用を置き換えるものです。これにより、ダッシュボードの編集やバージョンを超えた永続的な識別子を用いて、よりユニークな方法でウィジェットを識別することができます。(詳しくはこちらとこちら)
- JS APIのスタイリングが外部ページに漏れないよう、埋め込みコンテンツのCSSをスコープしました(すべての要素がapp-report、app-dashboard、app-storyまたはdiv.yfContainerの子の要素となります)。
REST API
- REST API使用時、まれにサーバーやデータベースのエラーが500エラーではなく401エラーで返されていた事象を解消しました。
- すべてのREST APIエンドポイントのバージョン処理を更新しました。
コンテンツエクスポート
- ストーリーをA0などの大きな用紙サイズでPDFエクスポートできるようになりました。
- PDFエクスポート処理の通知機能を改善しました。また、ページを遷移してもPDFエクスポート処理が継続されるよう改善しました。
- セキュリティチェックの強化を行い、PDFエクスポートに必要なロールを持たないユーザーがエクスポート実行できないよう改善しました。
- ダッシュボードをPDFで電子メール共有できるようになりました。
- ダッシュボードのエクスポートメニューから「エクスポート一覧に追加」できるようになりました。
- コンテンツのPDFエクスポート時、現在のエクスポート設定を保持するかを選択できるようになりました。
- ダッシュボード/プレゼントをPDFにエクスポートする際、どのサブタブ/スライドをエクスポートするか選択できるようになりました。
レポート
- 円グラフでのドリルダウンで、「その他」にドリルダウンしたあとのポップアップメニューに「ドリルアップ」を追加しました。
フィルター
- フィルター値をキャッシュする際、ほかのレポートフィルターを考慮するかを選択できるようになりました。また、フィルター値をキャッシュする際のクエリーの煩雑さを制限するオプションも追加しました。(詳しくはこちら)
- フリーハンドSQLレポートで、フィルター値を入力しなくてもレポートが実行できるようオプションを追加しました。レポート実行には、空白(Null値)を代替値に置き換えるようなデータベース関数を含んだSQLの定義が必要になります(関数はデータベースごとに異なります)。
- SSO経由でユーザーをダッシュボードに誘導する際のフィルターの読み込みの堅牢性を改善しました。
- ダッシュボードのプロパティパネルで、左フィルターが有効になっているときに、追加の設定オプションが表示されるように改善しました。
ユーザーインターフェース
- グラフフォント設定で選択可能なフォントサイズを新たに追加しました。
- キャンバスウィジェットの背景の書式にある数値で設定する項目に対し、入力矢印を追加しました。
- 以下の箇所にツールチップを追加しました:
- プレゼント作成時のスライドコピーと削除アイコン
- ブループリントウィジェット
- ダッシュボードブロードキャストアイコン
- プレゼンテーションにフルスクリーンモード終了のボタンを追加しました。
- ウィジェットのプロパティパネルで、ボーダースタイルが選択されていない場合に追加のボーダーオプションが表示されないよう改善しました。
- ドラッグ&ドロップしたウィジェットを半透明にすることで、ドラッグ&ドロップ時のすべてのキャンバスウィジェットの視認性を向上させました。
- ウィジェットアクションツールバーを、ウィジェットにカーソルを合わせたときではなく、ウィジェットをクリックしたときにのみ表示するように変更しました。
- ポップアウトした「ダッシュボードのプロパティ」パネルのデフォルトフォーカスを「サブタブ」セクションに変更し、「プレゼントのプロパティ」パネルのデフォルトフォーカスを「スライド」セクションに変更しました。
- ドラフトキャンバス上のすべてのウィジェットを選択するキーボードショートカットCTRL+A/CMD+Aを追加しました。
- ダッシュボードの編集モードを改善し、GISマップのユーザツールを一時停止することで、誤ったナビゲーションやズームを防止しました(プレビューおよび公開済みダッシュボードではまだ利用可能です)。
- プレゼントの「ユーザーアクセス」ダイアログボックスの文字を改善しました。
- 「自動フィルターリンク」ポップアップの確認メッセージを改善しました。
- 条件付き書式設定画面のレイアウトを一部改良しました。
- スケジュール管理とダッシュボード管理の画面レイアウトを見直しました。
- ダッシュボードタブのヘッダーに表示されるダッシュボード名ができるだけ多くのスペースを占めるよう改善しました。
- ダッシュボードのデータインタラクション設定と、シグナルキャッシュ設定のレイアウトを一部見直しました。
イメージ管理
- GIFを含む幅広い種類の画像ファイルがアップロードできるよう、イメージ管理を強化しました。(詳しくはこちら)
- イメージ管理でイメージをグローバルに置き換える機能を再実装しました。(詳しくはこちら)
- イメージ管理で、個人用イメージを共有イメージに変更することができるようになりました。(詳しくはこちら)
- イメージ管理での画像読込処理を見直し、パフォーマンス改善を行いました。
シグナル
- バージョン間での動作に整合性をもたせるため、Ver 8とVer9でのシグナル検索処理を見直しました。
不具合改修
インフラストラクチャー
- モバイルアプリで設定されたユーザーのアバターを読み込む際にエラーが発生していた事象を解消しました。
- LDAP設定で定義したLDAP Surname Attributeが正しく適用されていなかった事象を解消しました。
- 入れ子になったクライアント組織のグループメンバーが、親グループのメンバーに属せていなかった事象を解消しました。
- 表をページングしているレポートをダッシュボードで使用した際のメモリリークを解消しました。
- タスクスケジューラーなどのバックグラウンドスレッドがハングアップしてしまう事象を解消しました。
- 送信メールサーバー設定で、特定の文字を含む暗号化されたSMTPサーバーパスワードが正しく保存できなかった事象を解消しました。
- XXS対応として、特定のデータソース作成時のデータソース名の処理を見直しました。
- XXS対応として、スケジュール管理のタイムゾーン設定の処理を見直しました。
- 脆弱性対応のためBroadcastAjaxActionの処理を見直しました。
- 一部の内部AJAXコールで、レスポンスにセキュリティヘッダーが削除されてしまう事象を解消しました。
- コンテンツフォルダーへの権限設定時、クライアント組織のユーザーグループが「クライアント組織のみ」で検索した場合にしか表示されていなかった事象を解消しました。
- 管理者以外のユーザーがインポート画面を表示できていた事象を解消しました。
- CSRFフィルター有効時、シグナルページなどの一部のページがロードできなかった事象を解消しました。
- 以下の操作に関するEventテーブルへのログ出力を見直しました。
- レポート削除イベント(レポートと紐づくすべてのサブクエリーの削除が出力されるように)
- ダッシュボード/プレゼントコピーイベント(ダッシュボード/プレゼンテーション編集時に出力されないように)
- プレゼントのインポート/エクスポートイベント(ダッシュボードのインポート/エクスポートとして出力されないように)
JS API
- クリックアクションが設定されているボタンウィジェットをJS API経由で正しく操作できなかった事象を解消しました。
- JS API経由で表示したレポートにページ送りが表示されていなかった事象を解消しました。
- JS API Ver 2でキャンバスレイアウトが正しくレンダリングできていなかった事象を解消しました。
- JS APIのレポートのシリーズ選択で、シリーズ選択を適用する際にフィールド名が使用できないという問題を解決しました。
REST API
- スーパーユーザーが有効になっているとき、REST APIが正しく動作しなかった事象を解消しました。
- 非アクティブなユーザーがREST API経由でYellowfinにアクセスできる問題を解決しました。
- REST API経由でシステム構成が変更できなかった事象を解消しました。
データ
- 特定のデータベースをリポジトリデータベースとして使用している場合に、ダッシュボードにフィルターを追加できなかった事象を解消しました。
- 分析データソースがTeradataのとき、比較演算子に「等しくない」を使用すると構文エラーが発生していた事象を解消しました。
- トランスフォーメンションフローで日付コンポーネントステップ設定時に発生していたエラーを解消しました。
インポート
- インポートしたダッシュボードがVer 8以前で作成されていた場合、日付単位選択が表示されていなかった事象を解消しました。
- データソースのマッチングにおいて、データソース名でマッチングする前にUUIDでマッチングされるようになりました。また、インポート中にレポートを置き換える際に、カスタムクエリーフィルタのデータソースが、以前はなかったUUIDまたは名前でマッチングされるようになりました。
- レポートインポート時、ヘッダー画像の重複保存や、ヘッダー画像の参照が正しくインポートされていなかった事象を解消しました。
コンテンツエクスポート
- アップデートやコンテンツのインポート後、レポートエクスポートのセキュアPDFがONに切り替わっていた事象を解消しました。
- Excelへのエクスポート時、レポートヘッダー/フッターが表示されていなかった事象を解消しました。
- キャンバスダッシュボードでレポート名を非表示にしているとき、レポートの先頭1行しかPDFにエクスポートされていなかった事象を解消しました。
- 会社ロゴをヘッダーに設定してエクスポートを実行した際、そのレポートのロウ(行)が最大制限値に達しているとエクスポートに失敗する事象を解消しました。
- appserver\conf\server.xmlにプロキシ設定をしている環境でPDFエクスポートが動作しない事象を解消しました。
ビュー
- データベース側で変更/削除されたカラムの置き換えが正しく動作していなかった事象を解消しました。
ダッシュボード
- 「個人用ダッシュボード」の権限を持つユーザーで個人ダッシュボードが閲覧できなかった事象を解消しました。
- ダッシュボードを編集するとユーザーグループのデフォルトダッシュボードから外れてしまう事象を解消しました。
- ダッシュボードを編集、またはコピーするとフィルターの入力スタイルがデフォルトに戻っていた事象を解消しました。
- マルチタブサポートが有効になっている環境で、リクエストにRefererヘッダーが含まれていない場合に不正なダッシュボードURLが生成されていた事象を解消しました。
- ページ送りできるレポートがダッシュボードで正しく表示されていなかった事象を解消しました。
- ダッシュボードでのタイムシリーズグラフのブラッシングリンクが、プレビューモードでは動作していなかった事象を解消しました。
- 高度な関数を含んだタイムシリーズグラフの場合にブラッシングリンクが動作していなかった事象を解消しました。
- コードモードのコンテンツが既に存在していると、サブタブやスライドに追加したウィジェットが正しくレンダリングされない事象を解決しました。
レポート
- クロス集計表レポートでレポートレベルの計算フィールドが正しく動作していなかった事象を解消しました。
- 計算フィールド作成時に稀に発生していた、閉じカッコが追加できない事象を解消しました。
- 一部のレポートにおいて、フィールドを再追加しないと正しくレンダリングされない事象を解消しました。
- SSRSレポートが作成できなかった事象を解消しました。
- 「フィルターの自動実行」が正しく動作していなかった事象を解消しました。
- タブ形式のマルチ表示レポートでフィルター値が検索できなかった事象を解消しました。
フィルター
- ダッシュボードのプレビューモードで、コンテンツコンテナのコンテンツが重複して表示されていた事象を解消しました。
- 前回実行時のダッシュボードフィルター値が、再ログイン後にも適用されていた事象を解消しました。
- ダッシュボードのURLパラメータの一部に不正なフィルタIDが指定されているとダッシュボードが読み込まれなかった事象を解決しました。
- 従属元(親)のフィルターと「値の一覧の設定」が異なる場合に、従属先(子)のフィルター値が表示されていなかった事象を解消しました。
- レポートクエリーにフィルター値、もしくはアクセスフィルターが1000個以上設定された際にOracleエラーが発生していた事象を解消しました。
- 高度なサブクエリーで、マスタークエリーのパラメーターをフィルターとして使用できなかった事象を解消しました。
ユーザーインターフェース
- アクセスフィルター設定権を持たないユーザーがUnionサブクエリーを作成する際、「重複レコード表示」のチェックボックスが表示されていなかった事象を解消しました。
- フィルターパネルを閉じた場合でも、「適用」や「リセット」などのフィルターボタンが表示されたままだった事象を解消しました。
- グラフをもたないレポートをダッシュボードに配置した場合でも、グラフ切替のアイコンが表示されていた事象を解消しました。
- ビュービルダーのモデルステップで、CSVテーブルのカラム名が長い場合に「テーブルの編集」リンクがツールチップと重なってしまっていた事象を解消しました。
- ディスカッションストリームの設定時、「削除」のテキストが他のフィールドと重なっていた事象を解消しました。
- レポートへのコメントでスクリーンショットを取る際、アクティビティストリームが表示されたままだった事象を解消しました。
- コンテンツの高度な検索で、スクロールバーがドロップダウンリストに重なって表示されていた事象を解消しました。
- ダッシュボードが未追加のユーザーで、閲覧ページのお気に入りにコンテンツが表示されなかった事象を解消しました。
- 新規ブロードキャスト作成ポップアップの表示位置を見直しました。
- 閲覧ページで、コンテンツ未選択の状態でアクティビティストリームを開くと背景が透明になっていた事象を解消しました。
- メトリックフィルターにカーソルが表示されていなかった事象を解消しました。
- テキストウィジェットと、ダッシュボードキャンバス自体の「元に戻す」「やり直し」が同期されていなかった事象を解消しました。
- ナビゲーションのスタイルがツールバーだったとき、新規ビュー作成選択後にダッシュボード/プレゼンテーション作成が行えなかった事象を解消しました。
- レポート編集時にモダンなシングルパネル形式のレフトナビゲーションフィルターを使用すると、エントリースタイルがポップアップに設定されているフィルターが表示されなかった事象を解消しました。
- ブラウザサイズの変更などにより横スクロールが必要となったレポートでヘッダーの固定を行った際に発生していたレンダリングに関する事象を解消しました。
- 表示スタイルがラジオボタンのとき、依存設定したフィルター値がレンダリングされていなかった事象を解消しました。
- モバイル端末でダッシュボードの拡大縮小をピンチイン/アウトで行った場合に、サイズが継続的に変更されていた事象を解消しました。
翻訳
- オランダ語翻訳を一部修正しました。
- 円グラフの「その他」に翻訳が適用されるようになりました。
- スペイン語翻訳を一部修正しました。
- ダッシュボードフィルターグループとフィルターウィジェットの表示名を翻訳できるようになりました。
重要ドキュメント
以下のドキュメントでは、最新バージョンのYellowfinに追加された新機能および機能強化について紹介しています。
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