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YellowfinにSAMLを設定する前に、対応しなくてはいけない項目を十分理解していることを確認します。以下の表では、各項目に関する詳細を示します。

IdPは、以下の項目を必要とします。

パラメーター説明必須かどうかデフォルト
サービスプロバイダーSSO URL IdPが、Yellowfin ログインページに到達するために使用する Single Sign OnエンドポイントURLです。これは通常、レポート外部アクセス時BaseURLの後に続く/SAMLLogin.i4を付けたものです。必須
ext_base_url/SAMLLogin.i4
オーディエンス制限これは、「サービスプロバイダーエンティティId」または「発行者Id」と呼ばれることもあります。これは、Yellowfin SAML サービスの識別子です。これは通常、レポート外部アクセス時BaseURLの後に続く/SAMLMetadata.i4を付けたものです。必須
ext_base_url/SAMLMetadata.i4
暗号証明書この証明書は、IdPがYellowfinに向かうトラフィックを暗号化するために使用します。前述したように、独自のSSLキーペアを生成し、この項目に暗号化証明書を提供する必要があります。受信リクエストの暗号化を有効にしている場合は必須なし


Yellowfinは、以下の項目を必要とします。

パラメーター説明必須かどうかデフォルト
アイデンティティプロバイダーのEntityId

「オーディエンスURl」、または「オーディエンス制限」と呼ばれることもあります。これは、サービスプロバイダーのエンティティを特定します。
これは一般的に、次のような形式になります。

<your_idp_domain>/<sp_id>

例えば、

www.okta.com/ekti172b2ac0843Xf
必須なし
アイデンティティプロバイダーのSSO URLSAMLアイデンティティプロバイダーの Single Sign On エンドポイントURLであり、 IdPは独自の設定ページ内で明確に表示しなくてはいけません。
これは、次のような形式になります。
<your_sso_domain>/<path_to_sp_sso_login>

例えば、

login.mybusiness.com/app/yellowfin1/ekti172b2ac0843Xf/sso

必須なし
アイデンティティプロバイダーSLO URL

SAML ID プロバイダのシングル・ログアウト・エンドポイントの URL であり、IdP は自身の設定ページに明確に表示する必要があります。このオプションは、YellowfinにSLOのレスポンスをどこに向けるかを指示します。

次のような形式になります。

<your_slo_domain>/<path_to_idp_slo_logout>

例えば、

login.mybusiness.com/app/yellowfin1/ekti172b2ac0843Xf/slo
必須なし
アイデンティティプロバイダー SLO URL 回答

これは、IdpのSLO回答のエンドポイントとSLOリクエスト用のエンドポイントが異なる場合のみ必要となるオプションのパラメーターです。何も入力されていない場合、YellowfinはアイデンティティプロバイダーSLO URLフィールドに入力されたURLを使います。

これは、次のような形式になります。

<your_slo_domain>/<path_to_idp_slo_logout_response>

例えば、

login.mybusiness.com/app/yellowfin1/ekti172b2ac0843Xf/sloreponse
任意なし
アイデンティティプロバイダー証明書この証明書は、アイデンティティプロバイダーからのリクエストを復号化します。アイデンティティプロバイダーは、この証明書を設定で明らかにする必要があります。必須なし
サービスプロバイダー秘密鍵この秘密鍵は、アイデンティティプロバイダーから受信する暗号化されたSAMLリクエストを復号化します。このページで前述したように、独自のSSLキーペアを生成し、その秘密鍵をここで提供する必要があります。必須なし
サービスプロバイダー証明書この証明書は、アイデンティティプロバイダーから受信する暗号化されたSAMLリクエストを復号化します。このページで前述したように、独自のSSLキーペアを生成し、その証明書をここで提供する必要があります。必須なし
シグネチャーアルゴリズム

このアルゴリズムは、受信したアイデンティティプロバイダーの証明書を検証します。ハッシュの長さは3種類から選べますので、受信する証明書の種類に合わせてお選びください。

  • RSA-SHA256
  • RSA-SHA384
  • RSA-SHA512

どれか分からない場合は、デフォルトを使用してください。

必須RSA-SHA256
ダイジェストアルゴリズム

このアルゴリズムは、受信したアイデンティティプロバイダーの証明書を検証します。ハッシュの長さは3種類から選べますので、受信する証明書の種類に合わせてお選びください。

  • SHA256
  • SHA384
  • SHA512

どれか分からない場合は、デフォルトを使用してください。

必須SHA256
受信したリクエストの暗号化このトグルは、受信する SAML リクエストを ID アイデンティティプロバイダーが暗号化するかどうかを決定します。セキュリティを高めるには、スイッチをオンにしてください。トグル
ユーザーID 属性こちらの項目は、Yellowfin ユーザーIDを保持します (システム構成に応じて、これは通常ユーザー名、または電子メールアドレスになります)。必須なし
クライアント参照ID 属性このパラメーターは、ユーザーが所属するクライアント組織のクライアント参照Idの位置を提供します。通常、関連するクライアント組織を持たないYellowfin インスタンスでは、空欄、または「1」に設定します。必須ではないなし
SSOエントリーオプション属性このパラメータには、SAML SSOプロセスで作成されたセッションに渡されるカンマ区切りのWebサービスセッションパラメータ値を保持するSAML属性を指定します。ユーザーをデフォルトの入力ページに誘導する場合は、空白にします。詳細および例については、「CustomParameters と Parameters でデータをカスタマイズする」セクションを参照してください。必須ではない

なし

カスタムセッションパラメーター 属性このパラメーターは、SSO Webサービスの呼び出しの時に、パラメーターオプションを、SAML SSLプロセスで作成されるセッションに渡すことができます。必須ではないなし
新規ユーザー作成こちらのトグルを有効にすることで、SAMLは自動的に新規ユーザーをプロビジョニングします。新規ユーザーをプロビジョニングしない場合は、こちらのトグルを有効にしてはいけません。必須ではない無効

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Yellowfinは、システム内に存在しないユーザーの新規ユーザーアカウントを作成するよう設定することができます。この機能は「オンボーディング」と呼ばれ、SAMLリクエストから新規ユーザーを作成するために必要な情報と合わせて、Yellowfinにいくつかの追加設定を提供しなくてはいけません。以下のパラメーターはすべて、上記の他の属性マッピングパラメーターと一致するように、アイデンティティプロバイダーおよびYellowfinで設定・構成する必要があります。

パラメーター説明必須かどうかデフォルト
名(First Name) 属性このパラメーターは、新規ユーザーの名を取得するために、SAML属性の名前を定義します。必須なし
姓(Last Name) 属性このパラメーターは、新規ユーザーの姓を取得するために、SAML属性の名前を定義します。必須なし
Email 属性このパラメーターは、新規ユーザーの電子メールアドレスを取得するために、SAML属性の名前を定義します。必須なし
言語コード Attributeこのパラメーターは、新規ユーザーの言語コードを取得するために、SAML属性の名前を定義します。SAML応答のコンテンツは、管理コンソールの地域設定で既に設定された既存の言語コードと一致しなくてはいけません。言語コードは標準的なISO形式で、言語を2文字で表し、必要に応じてアンダースコアとさらなる2文字で国を表します (例: オランダ語の場合はnl、スイスフランス語の場合はfr_ch)。必須ではないシステムのデフォルト
パスワード 属性このパラメーターは、新規ユーザーのパスワードを取得するために、SAML属性の名前を定義します。こちらを空欄にすると、新規ユーザーにはランダムなパスワードが作成されます。

必須ではない

ランダムパスワード (32の英数字文字列)
ロール Attributeこのパラメーターは、新規ユーザーのロールを取得するために、SAML属性の名前を定義します。こちらを省略した場合、新規ユーザーにはデフォルトロールが割り当てられます。SAML応答のコンテンツは、管理コンソールで既に設定された既存のロールコードと一致しなくてはいけません。必須ではないデフォルトロール
予備のロールこちらのドロップダウンリストには、新規ユーザーのプロビジョニング時に、ロール Attribute項目に入力したロールが利用できない場合、予備のロールを選択する方法を提供します。こちらを省略した場合、新規ユーザーにはデフォルトロールが割り当てられます。必須ではないデフォルトロール


新規ユーザー作成を設定するには、以下の手順に従います。

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